TUBEが、デビュー40周年記念公演『40th. Anniversary Live TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2025 TUBE × 40SUMMERS』を、23日に神奈川・横浜スタジアムで開催した。1988年以降、毎年のように行われてきた夏恒例の野外スタジアムライブで、横浜スタジアム公演は通算36回目となる。


 この節目の公演には、約3万4000人が来場。チケットは即日完売し、満員の観客で埋め尽くされた会場は、この夏一番の熱気に包まれた。

 まだ残暑の厳しい日差しが残るなか、メンバー4人がステージに登場すると、「シーズン・イン・ザ・サン」でライブがスタート。「Smile」など、長年にわたって愛されてきた楽曲を織り交ぜながら、序盤から観客を一気に引き込んでいく。

 アコースティックコーナーでは、「君となら」「虹になりたい」といったバラードナンバーを披露。じっくりと聴かせるステージで、観客の心を揺さぶった。

 続く「ガラスのメモリーズ」「Only You 君と夏の日を」「さよならイエスタデイ」などのヒット曲連発に加え、吹き出す炎や大噴水、打ち上げ花火など、TUBEの野外ライブならではの大規模演出が展開され、スタジアムの熱気は最高潮に達した。

 アンコールでは、40周年記念コラボアルバム『TUBE ×』収録曲がサプライズで披露され、聖飢魔II、広瀬香美、梅田サイファー × LITTLE(KICK THE CAN CREW)ら豪華アーティストがシークレットゲストとして登場。

「No Shark No Surf - 夏地獄 -」「ロマンス・イン・ザ・サン」「AHH SUMMER DAY」の3曲で共演が繰り広げられ、観客から大きな歓声が上がった。

 ラストは、TUBEを象徴する「あー夏休み」と、20周年の際にファンとの絆を誓った楽曲「a song for love」を披露。ボーカルの前田亘輝は「36回も横浜スタジアムのステージに立てたことは奇跡」と感慨を語った。

 全23曲、約2時間30分にわたるステージは大歓声に包まれて幕を閉じた。
編集部おすすめ