この『ネ申』公演は、2023年10月にスタートした『Sparkleの惑星X』ツアーの「BLOCK.1」「BLOCK.2」「BLOCK.3」、そして1990年代のツアーと連動させた「FINAL BLOCK」までを網羅し、最新シングル「CAT CITY」のリリースを経て実現したスペシャル企画。タイマーによるリアルタイムカウントダウン演出など、バンド史上初の試みが取り入れられた構成で注目を集めた。
名古屋ボトムライン公演では、冒頭から「パンチドランカー」「Chelsea Girl」「I Love You Baby」などの初期ナンバーが立て続けに演奏され、ライブハウスならではの密度の高い空間が熱気に包まれた。後半にはアルバム『Sparkle X』からの楽曲や「CAT CITY」も登場し、ラストの「罠」では「秒読みだよカウントダウン」の歌詞に合わせてタイマーがゼロを指しステージが暗転するという演出で本編を締めくくった。
さらにアンコールでは、「WELCOME TO MY DOGHOUSE」が演奏され、活動初期を象徴するこの楽曲が、会場の興奮を最高潮へと導いた。限られた60分という制約の中で構成されたこのステージは、THE YELLOW MONKEYのライブパフォーマンスの真骨頂が詰まった一夜となった。
終演後には、名古屋ボトムライン公演のセットリストを再現したプレイリストが公開された。ジャケットは「CAT CITY」通常盤のデザインをオマージュしたもので、全12曲を収録。臨場感あふれる選曲を、プレイリストで追体験することができる。
11ヶ月にわたる『Sparkleの惑星X』ツアーも、残すは9月3日の千葉・LaLa arena TOKYO-BAY公演のみとなった。この最終公演は「グランドファイナル」として位置づけられ、ライブビューイングおよびFanStreamでの生配信も予定されている。
また、8月30日にはテレビ朝日系『ミュージックステーション』への出演も決定しており、「CAT CITY」がテレビ初披露される予定だ。