俳優の阿部寛が主演を務める映画『俺ではない炎上』(9月26日公開)の場面写真が28日に解禁。芦田愛菜、長尾謙杜ら、共演者の新ショットが公開された。


 本作は、第36回山本周五郎賞の候補にもなった浅倉秋成氏による同名小説(双葉文庫)が原作。阿部が演じるのは、大手ハウスメーカーの営業部長・山縣泰介。ある日突然、SNS上で“殺人事件の犯人”として個人情報を晒され、炎上の渦に巻き込まれていく。

 事の発端は、泰介のものと思われるSNSアカウントから、女子大生の遺体画像が拡散されたこと。まったく身に覚えのない投稿によって殺人犯に仕立て上げられた泰介は、家族も仕事も守ろうと必死に無実を訴えるが、ネットは瞬く間に“炎上”状態に。匿名の群衆が個人情報を暴き、日本中から追われる逃亡生活が始まる。

 今回、新たに解禁された画像は、阿部寛演じる山縣泰介を取り巻く、登場人物の怪しさ満点の表情を抑えた場面写真となっている。

 匿名の群衆がSNS上でこぞって個人情報を特定し日本中から追いかけ回される、まさに“炎上”の渦中にいる山縣泰介を執拗に追う、謎の大学生・サクラを演じるのは芦田。予告映像で「あんたが、諸悪の根源だからだろうが!」と激しく叫ぶシーンなど解禁され、今までにないふり幅のある演技をみせる。そして、今回解禁された場面写真では、暗がりで見せる不適な笑みが物語の鍵を握ることを予感させる。

 大学生インフルエンサーの住吉初羽馬を演じるのは、『柚木さんちの四兄弟。』(NHK/2024)でドラマ初主演を務め、現在放送中のドラマ『ちはやふる-めぐり-』(NTV)に出演するなど今注目を集める若手俳優の藤原大祐。
SNSを駆使しながら、初羽馬もまたサクラと共に泰介の行方を追うことに。初羽馬が見せるスマホ画面には一体何が写っているのか…。泰介の逃亡劇にどのように関わっていくのかも見どころの一つとなる。

 長尾は、泰介の取引先企業の若手社員・青江を演じる。車の窓越しに覗かせる鋭い視線はどこか影を感じさせる。若手社員ならではのあどけなさを残しつつ、物語に不穏な空気をもたらす役どころだ。青江の視線の先には…。

 さらに、泰介の部下の野井を演じる板倉俊之や塩見を演じる浜野謙太の二人の表情にも注目だ。泰介の部下として泰介のご機嫌取りをする野井と塩見だが、その顔は…。
編集部おすすめ