このメディアは、2022年度より同社が実施している社内の「新規事業創出プログラム」から生まれた企画のひとつ。
『milushi みるし』の特徴は、酪農乳業全体のヒト・モノ・コトに焦点を当てている点だ。森永乳業の社員ライターだけでなく、酪農家や乳製品のインフルエンサーといった社外の書き手も参加。さまざまな視点で「ミルク」や「ウシ」そして「酪農」に関する情報を発信していくという。
公開初日には、メディア開設の背景や理念、参加メンバーの紹介のほか、今後予定している記事企画の予告なども順次公開されるという。
先月27日に行われたメディア発表会には、同社の大貫陽一代表取締役社長がオンラインで参加し「milushiは様々な視点から酪農や乳業の魅力を皆さんにお伝えするもの。生乳生産基盤の維持や強化にも貢献できるようなウェブメディアを目指している」とコメント。同メディア編集長の森永乳業・鴨志田真弓さんは「森永乳業が生産者と生活者をつなぐプラットフォームになって、酪農の魅力や価値、可能性や楽しみ方を伝えて”酪農の未来を生活者と一緒に作る”ことがメディアコンセプトとなる」と意気込みを語った。単なる企業メディアにとどまらず、酪農の未来を共に考える場としての役割も担う。
社外ライターとして、須藤牧場の須藤健太さん、原正則さん、ミルクマイスター(R)高砂さん、ヨーグルトマニアとして活動する向井智香さんなど、酪農や乳にまつわる専門知識を持つ書き手が執筆を担当する。
酪農業界を取り巻く環境が大きく変化していくなか、『milushi みるし』がどのような視点と情報を届けていくのか、今後の展開にも注目したい。