6月に新宿梁山泊主催のテント公演でも同演目を上演。
安田は普段舞台で演じる際、台本を一度関西弁に置き換えて感情を作り、そこから標準語に戻す作業を行うという。今回の全編関西弁での演技は、「関西弁によって言葉が軽くならないように意識しながら、リズミカルなところはリズミカルに進んで、止まるところはしっかり溜めて止まって、を意識してやってます」と語った。
2023年に主演した『少女都市からの呼び声』で初めて唐十郎作品に挑戦した安田。唐の作品について「ブラックホールのように引き寄せられるので、勝手に気持ちが乗っかっていく。何回演じていても、いろんな演じ方が見えてくるというのが唐さんの戯曲の深さだと思います」と魅力を伝えた。
そんな安田だか、「唐さんの世界にハマるとは、11年前までは思ってませんでした」と話し、11年前に唐の息子である大鶴佐助に誘われ初めて見た唐の作品に衝撃を受けたようで、「大鶴佐助と出会ったことが大きな人生の転換期ではあると思いますね」と明かした。
若い方や唐十郎の作品を知らない人にも見てもらいたいといい、「知らない世界を知るって人生で1番楽しい時間なんじゃないかと思うので。触れてしまえばそこの楽しさを追求していけるので、すごく贅沢な生き方になると思います」と話し、「体験したことによってその中身が理解できたり、年月が経ったときに“そういうことだったんか”と思えるようになると思うので、ぜひ体験してほしいなと思います」と気持ちを込めて伝えた。
東京公演は8月31日から9月21日まで世田谷パブリックシアター、福岡公演は9月27日・28日にJ:COM北北九州芸術劇場 大ホール、大阪公演は10月5日から13日まで森ノ宮ピロティホール、愛知公演は10月18日・19日に東海市芸術劇場 大ホールにて上演される。