今月1日に日本デビューした5人組ガールグループ・ILLIT(YUNAH(ユナ)、MINJU(ミンジュ)、MOKA(モカ)、WONHEE(ウォンヒ)、IROHA(イロハ))が、3日、4日の2日間にわたって、大阪城ホールで初のファンコンサート『2025 ILLIT GLITTER DAY IN JAPAN』(以下『GLITTER DAY』)を開催。2都市4公演のアリーナツアーを完走した。


 日本デビュー直後のファンコンサートでは「Billyeoon Goyangi(Do the Dance)」「Tick-Tack」で弾む魅力全開で登場。「ILLITとGLLIT(ファンネーム)だけで過ごす『GLITTER DAY』にようこそ!」とあいさつをすると、GLLITもエネルギーあふれる歓声で応えた。

 公演のハイライトは、Japan 1st Single「時よ止まれ」タイトル曲「時よ止まれ」のパフォーマンス。神奈川公演では、Japan 1st Single収録曲「Topping」の制作に参加した乃紫(noa)が会場に駆けつけコラボステージを披露したが、大阪公演では「時よ止まれ」の作詞を務めた新世代クリエイター・紫 今(Mulasaki Ima)がサプライズで登場し、コラボステージで会場を沸かせた。制作過程についてのトークでILLITは「私たちのJapan 1st Singleを待っているGLLITを思いながら一生懸命準備したので、ぜひ楽しんで聴いてほしいです」と伝えた。さらに紫 今は、海外でもバイラルヒットを記録した「魔性の女A」をスペシャル披露し、大阪公演ならではのプレゼントを贈った。

 メンバーの関西弁を活用したトークも、大阪公演ならではのポイント。観客から関西弁を直接学び、メンバーが練習する場面も。さらに、世界的大ヒットを記録したデビュー曲「Magnetic」のイントロで、関西弁の掛け声を交えてアレンジを加え、大きな反響を得た。

 また、神奈川公演でも大きな反響を呼んだJ-POPカバーステージは今回も盛り上がりを見せた。3日はYUNAHが「君はロックを聴かない」(あいみょん)、 MOKAが「Darling」(西野カナ)、WONHEEが「◆桃色片想い◆」(松浦亜弥/◆=ハートマーク)、4日にはMINJUが「GLAMOROUS SKY」(中島美嘉)、IROHAが「DANCE WITH ME NOW!」(E-girls)をトークコーナーの中で披露し、メンバーそれぞれの個性を輝かせた。

 「Lucky Girl Syndrome」ではアリーナの後方から登場し、ファンとハイタッチをしたり一緒にハートを作ったりと、より近くでコミュニケーションをとった。
ほかにも、かわいさいっぱいのTWICE「What is Love?」カバーステージ、神奈川公演で初パフォーマンス披露し爆発的な反響を集めた「oops!」、高難度のパフォーマンスが目を引く「jellyous」など、多様な姿で見る楽しさを与えた。

 アンコールでは「時よ止まれ」をILLIT単独で再度披露。デビュー曲「Magnetic」の手の振付を応用して時計の秒針を表すポイントダンスが印象的だった。続いて、甘い推し活ソング「Almond Chocolate」をGLLITへの愛たっぷりに歌い上げた。また、「I’ll Like you」ではILLITとGLLITでパートを分けて歌い一体となって楽しみ、全15曲を通して特別な思い出を作った。

 最後にILLITは「初めての大阪での単独公演、魔法のような幸せな時間を一緒に作ってくれてありがとうございました」と感謝の言葉を伝えた。そして「これからもいろいろな地域を巡ってより多くのGLLITにお会いしたいですし、いつかドームなどの大きなステージでもコンサートができたらうれしいです。これからもGLLITが幸せになれるステージをお見せします」と熱い想いを語った。涙を浮かべるメンバーと寄り添い合うなど、あふれる想いをメンバー同士共有し合いながら、最後のあいさつで幕を閉じた。

 日本では神奈川・大阪で開催された初のファンコンサート「GLITTER DAY」は、2都市4公演のすべてで一般指定席が売り切れ、合計約4万人を動員。初の単独公演にして大盛況で幕を閉じた。

 引き続きILLITは、6日には『第41回マイナビ東京ガールズコレクション2025 AUTUMN/WINTER』、14日には『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025』に初出演するなど、多様な活動を展開する。
日本デビュー後、さらなる活躍を続けるILLITにますます期待が高まっている。
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