本作の主人公となる冴島大河役の北田祥一郎、ヒロインの吹奇役の神嶋里花、風の力を操る聖獣・白虎役の波岡一喜、本作の敵となるホラー・蛇道役の瀬戸利樹、雨宮慶太監督が登壇した。
『仮面ライダーエグゼイド』(2016)鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ役でヒーローを経験した瀬戸が本作で初の悪役に挑戦している。悪役について瀬戸は「なかなかやることがないので…」と話し始めると、強面俳優の代名詞存在と言える波岡は「おい俺、悪役が9割や。誰を隣に言うとんねん」とツッコミが。瀬戸は「やることもあると思います」とタジタジになっていた。
改めて瀬戸は「もうちょっと年上の方でオーラがある方がやった方がいいんじゃないかと思った」としつつも「こうやって作品を撮って、自分でも観させていただいた。歴史ある作品に出させていただけて本当によかった」としみじみ。雨宮監督は「ぴったり。キレイで美しくを合言葉に。期待以上の敵役」と絶賛しつつ「『牙狼<GARO>』の場合、敵役は2度、3度復活する」と再登場に含みを持たせて会場は大歓声だった。
2025年に生誕20周年を迎える『牙狼<GARO>』シリーズ。本作では、『牙狼<GARO>-月虹ノ旅人-』(2019年)から約6年ぶりに、シリーズ原作者である雨宮慶太氏が監督・脚本を務める。本作の主人公である魔戒騎士・冴島大河は『牙狼<GARO>』(05年)の主人公・冴島鋼牙の父でシリーズに度々登場し、熱戦を繰り広げた。その雄々しい姿は牙狼<GARO>ファンから根強く愛され続けている。本作ではこれまで明かされていなかった、若き日の大河の姿と活躍が描かれる。20年間の牙狼<GARO>シリーズに込められた想いを継承しながら、新たな未来へと歩んでいくという制作陣の意気込みが込められている。