同作は谷口菜津子氏の同名漫画(ぶんか社)を原作に、「料理」をきっかけに男女の価値観や“当たり前”を見直していく再生ロマンスコメディ。
本ビジュアルは、W主演の夏帆と竹内の魅力的な表情に、『じゃあ、あんたが作ってみろよ』という誰もが一度は言いたくなるようなインパクトのあるタイトルを組み合わせることでユニークな世界観を表現。夏帆が演じる鮎美のピンク色の髪は、本作のために染めたもの。“当たり前”を見直し、成長していく姿を表している。竹内演じる勝男は、少し癖があるが、どこか応援したくなる愛嬌のある表情を表現。見る人の背中をそっと押せるような、希望に満ちたビジュアルに仕上がった。
勝男の父・海老原勝(えびはら・まさる)を演じるのは菅原大吉。これまでテレビドラマや映画、舞台に切れ目なく出演し続け、多方面で活躍を見せてきた菅原。2017年の金曜ドラマ『コウノドリ』や2025年の新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』など、TBSドラマにも多く出演している。本作で演じる勝は厳格な、いわゆる亭主関白な父である。勝男にとっては憧れの人であり、勝男が古い価値観を持ってしまった原因の一人だ。
勝男の母・海老原陽子(えびはら・ようこ)を演じるのは池津祥子。
■コメント
<菅原大吉>
じゃあ、あんたが作ってみろよ、まずこのタイトルが面白いです。作ってみたら、とか、作ってみてよ、じゃなく、作ってみろよ、この強い言葉がドラマの中でいろいろな形で生きてくる感じがします。
恋人同士、夫婦、家族、その時代、時代で、年齢の世代間で、付き合い方や接し方の愛情表現の仕方の違い、お互い思いやりの心があるのに勘違いや相手の気持ちを上手くくみとれなくてギクシャクしてしまう。お父さんの勝を演じながら私自身を顧みて反省する次第です。
<池津祥子>
海老原家の日常は私が子供の頃にはまだあった古めかしい風景です。そしてこの海老原家の父母の関係性は勝男と鮎美の「有り得たかも知れないひとつの未来」。だからこそ「何か違う!」と目覚めた鮎美ちゃんのなりたい自分を模索する姿も、「何が違う?!」と勝男が自分を変えようと猛進する姿も愛おしくて応援したくなります。母・陽子としては複雑な心境ではありますが・・・。