原作は、日生マユ氏の同名漫画(講談社『BE・LOVE』所載)。2024年10月期に放送された連続ドラマでは、東多摩第八小学校を舞台に、文句ばかりで口も態度も大きい小児科医・牧野(松下)が、その観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来に向かう子どもたちの背中を押す保健室ヒューマンドラマが描かれた。
スペシャルドラマで牧野が向き合うのは、これまでの小学校の児童だけではなく、彼らが進学した中学校、そして病院にいる子どもたちとなる。中学校という新しい環境になじめずにいた藤野一希は、父親が突然新しい母と妹を連れてきたこともあり、家庭での居場所も失っていた。
一方、心臓病の手術を無事に終えた冴島直明は2年生に進級し、「牧野先生みたいなお医者さんになる」と語るが、新たな不安も抱える。そんな中、病院にいる牧野のもとに、病気が再発し、生きる意味を見出せなくなった少女がやってくる。
泉谷と松岡は、牧野が病院で担当する患者の近藤紬と神谷愛莉を演じる。牧野のもとに白血病が再々発した愛莉がやってくる。生きる意味を見出せず自暴自棄になる愛莉が、紬と出会う。諸林は1年生の児童・小笠原澪を演じる。牧野は澪が困っているある症状に気づく。牧野は、新たに登場する子どもたちにどのように向き合うのか。