声優・俳優の津田健次郎が9月10日、大阪・道頓堀で開催された映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』(9月26日公開)の大阪プレミアイベントに登壇。大阪出身の津田にとっては“凱旋”となるイベントとなり、集まった約3000人の観客を前に、喜びと感慨をにじませた。


 道頓堀・戎橋付近に、原子力潜水艦〈やまと〉を模した特別船に乗って、本作の主演・プロデューサーを務める大沢たかお、共演の上戸彩、津田、吉野耕平監督が登場。津田は「大阪でこうして登壇する機会がなかなかないのでうれしく思っています。『沈黙の艦隊』に参加できて本当に光栄ですし、すごく完成が楽しみでした」と感慨深く語った。

 「道頓堀は映画館によく行っていた場所。まさか自分が船に乗って登場するなんて思いもしませんでした。まったく周りが見えないくらいの人で、本当に驚きました」と、“地元”での異例の体験に驚きつつもうれしそうな表情を見せた。

 本作で津田が演じるのは、解散総選挙に際して与党を離れ、独自に政治の舵を切る政治家・大滝淳。プレッシャーの大きな役どころだったというが、「原作は若い頃に全巻読んでいて。大滝はとても重要な役なので、お話をいただいた時は少し緊張もしましたが、すごくうれしかったです」と心境を明かした。

 また、大阪での撮影もあったことを明かし、「大阪市立自然史博物館で撮影したシーンがあります。とても短い場面ですが、監督の強いこだわりが詰まっています。聖地巡礼もぜひ」と呼びかけた。


 完成した映画については、「海中のアクションの面白さもありますし、政治家たちの静かな心理戦もある。各所で激しい戦いが繰り広げられるので、とてもスリリングですし、エンタメとしても深みのある作品」とアピールしていた。
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