「GRヘリテージパーツプロジェクト」は、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というユーザーの想いに応えるべく、既に廃盤となっている補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組み。
この「GRヘリテージパーツ」2点は、これからも長く、よりよい状態の「愛車」に乗り続けられるように、当時の基本的な設計・スペックはそのままに、最新のシミュレーション技術や工法、材料を取り入れて現代化している。
「シリンダーヘッドSUB-ASSY」は、燃焼室に切削加工を追加し、鋳肌をそのまま残した部分の面積を減らすことで、圧縮比のばらつきから生まれるエンジンごとの個体差を低減。吸気ポートには塗型処理を施し、未加工の状態での表面の凹凸を軽減した。オリジナル部品では一部箇所のみで使用されていたカムキャップのノックピンを全箇所に追加することで、組付時の作業性を改善している。
「シリンダーブロックSUB-ASSY」は、シリンダーボアに現代のホーニング処理を施し、ボアの加工精度を向上。材料の鋳鉄は当時と比べてより高剛性のものを使用し、シミュレーションをもとにクランクキャップの構造に変更を加えることで、耐久性を向上させている。
いずれも2026年5月頃発売予定。9月13日・14日に、静岡・富士スピードウェイで開催される“頭文字D 30th Anniversary 2days”にて、今回発売を予定しているGRヘリテージパーツと、この部品を組み付けた4A-GEエンジンを搭載し、販売中のGRヘリテージパーツを使ってレストアしたAE86を展示。
会場内のGRヘリテージパーツブースでは、発売予定のGRヘリテージパーツ2点の先行予約も受け付ける。なお、部品の詳細や予約後のスケジュールなどについては、当日ブースにて確認。