『絶対零度』は、2010年からスタートした人気作品で、今作はシリーズ誕生15年のシーズン5にあたる新章。新たな犯罪に挑む姿を新キャストによって描き、新シリーズの舞台は「情報犯罪特命対策室」(通称:DICT<ディクト>)。高度な情報技術を悪用し、国民の生命と財産を脅かす「情報犯罪」の犯人たちを追う捜査機関で、匿名・流動型犯罪(通称・トクリュウ)に代表される「特殊詐欺」や「サイバーテロ」など、私たちの身近な生活から国家の安全を脅かす大規模な犯罪まで、数々の情報犯罪に立ち向かう。
白本が演じるのは、総理・桐谷杏子の一人娘で高校3年生の桐谷カナ(きりたに・かな)。政界に身を投じる母に対し、物心ついた頃から「国家にとっては母が大切でも、私にとっては“母親”がいなかった」と感じてきた。父親は大手企業のエリート。出張等で家にいないことが多く、家族としてのぬくもりをほとんど知らずに育った。そのため、母への反発心と寂しさが入り混じり、それ故の行動が悲劇を引き起こすことに。
白本は、2012年にドラマ『最後から二番目の恋』(フジテレビ系)で、中井貴一演じる長倉和平の娘役を務め、早くも注目を集める。2024年、映画『箱男』では、数百人規模のオーディションで抜てき。作品はベルリン国際映画祭でも上映され、その演技力が国内外で高く評価された。2025年に月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』に出演し、原点となった作品への再登場が話題に。
■白本彩奈
今回、出演させていただけると聞いた時はとても驚きました!これまで出会ったことのない役や世界観なので、どんな形でこの作品に関わっていけるのか、ワクワクしています。今作はこれまでの『絶対零度』を残しつつ、至るところで“今”を感じられる、「シン・絶対零度」という印象があり、実はまだ、先の展開をほとんど知らされていないんです。だからこそ、その時その時の素直な気持ちや感情を大切にしようと思っています。
主演・沢口靖子さんの印象は放送前なので多くは言えないのですが、実は沢口さんが歌うシーンがあるんです。本読みの時にその場面を拝見して、とってもすてきで心を打たれました。新たにパワーアップしたストーリーになっていますので、ぜひ新鮮な気持ちで楽しんでいただけたらうれしいです。どうぞご期待ください!