『令和・歌の祭典』は、日本クラウンが届けるスペシャルコンサートとして、2019年に初開催。以来、今年で5回目の開催となる。今回は、昭和を代表する作詞家の巨星・星野哲郎氏の生誕100年を記念して企画された。
取材に参加した8人のほか松前ひろ子、三山ひろし、北川大介、川野夏美、瀬口侑季、大江裕、黒川英二、はやぶさ、松尾雄史、津吹みゆ、羽山みずき、一条貫太、二見颯一、田中あいみ、原田波人、木村徹二らが出演。司会は宮本隆治、水町レイコが務めた。第1部・第2部で全45曲が披露され、最後には北島三郎「まつり」を全員で歌唱した。
本番直前のステージで囲み取材に応じた北島は「もう歌うしかないですよ。星野哲郎様の生誕100年、昭和の初めからずっと100年ですよ。数々の詩を書いてくださり、その詩をもらった私たちが一生懸命歌ってきました。先生のファンの人も大勢いらっしゃいますから、一生懸命皆さんに伝わるような歌を頑張って歌いたいなと思います。今日また、小林さんとか、里見さん、チータさんも、久しぶりにお会いしましたから。もう張り切っています。
小林も「サブちゃんがおっしゃった通り!魂の歌を聞かせようと、そういうことです。星野哲郎さんの詩に込められた歌の魂を、聞きに来てくださってるお客さんに聞かせようと、そういう努力をするのが我々」と言い切る。
里見は「私は俳優なんですけど、歌を歌うっていうのはあまり多くない。でも今日は2曲歌わせていただけることになって、こうして皆さんと一緒に同じ舞台に立たせてもらってドキドキしておりますね」とにっこり。「ドキドキする舞台は久しぶりですが、久しぶりに皆さんとお会いできるということで、うれしいドキドキもあります。楽しみに頑張ろうと思います」とうれしそうに笑みをこぼした。
そんな同志たちの声を聞き、北島の掛け声で「オー!」とこぶしをあげて気合を入れる場面も。10月4日には89歳を迎える北島は「だんだん年は重ねていくんですけど、年を“取る”んじゃなく、“取って捨てて”いくようにしている。100歳のときにもみんなと一緒に歌いたいなぁと思う」としみじみ語っていた。