5人は行事に先立ち、キャサリン・ラッセル事務局長と面会した。事務局長は「共感とレジリエンスを強調するTOMORROW X TOGETHERのメッセージのおかげでメンタルヘルスに関する話を打ち明けることができ、すべての青少年が情緒的、社会的、職業的に成長するのに必要な技術を支援できるようになった」という言葉を送った。
協約式はラッセル事務局長、キティ・ファン・デル・ハイデン事務局次長、チョ・ミジン ユニセフ韓国委員会事務総長、キム・サンジン駐国連韓国代表部次席大使、ユ・ドンジュHYBE MUSIC GROUP APAC代表などが参加した中で開かれた。
TOMORROW X TOGETHERは演説で、パートナーシップの意義と抱負を述べた。代表演説を務めたSOOBINは「この6年間、僕たちは音楽を通じて成長を語ってきた。音楽で不安や恐怖、明日に対する希望を分かち合い、多くの方々がその中で慰められたと話してくださった。そこから感情を表現することこそが強さのしるしなのだと学んだ」という気付きを共有。続けて「ユニセフとのキャンペーンを通じ、世界中の児童・青少年が自由に感情を表現できる空間を作りたい」と語った。最後に「今回のパートナーシップは、僕たちの長年の音楽的歩みと個々の信念、そして共通の価値観が生み出した必然的な結実だ。僕たちの真摯(しんし)な思いを信じて全面的に支持してくださったユニセフに感謝している」と付け加えた。
ユニセフはTOMORROW X TOGETHERの影響力と音楽的叙事に注目し、協約の意味を強調した。ハイデン事務局次長は「TOMORROW X TOGETHERの音楽と声は、世界中の子どもたちのメンタルヘルス増進の重要な動力になった。
ユニセフ韓国委員会のチョ事務総長はキャンペーンを共にするメンバー、BIGHIT MUSIC、HYBEに感謝を表わし「TOMORROW X TOGETHERのグローバル影響力とメンバーの真摯(しんし)な声が世界中の児童・青少年にメンタルヘルスの重要性を想起させるだろう」と伝えた。
この日、TOMORROW X TOGETHERはユニセフネットワーク所属の14~24歳のヤングリーダー20人と面会し、キャンペーンの意義やビジョンなどさまざまテーマについて話を交わした。特にキャンペーンがもたらすポジティブな変化、音楽がメンタルヘルスに与える影響について、深みのある回答で参加者の共感を得た。
同キャンペーンはは共感(Empathy)を通じてお互いを先入観なしに理解し、より良い明日を共に作っていこうという趣旨で企画された。これは「それぞれ違う君と僕がひとつの夢で集まって共に明日を作っていく」という意味のグループ名(TOMORROW X TOGETHER)と志が重なる
来年から本格的に始まり、TOMORROW X TOGETHERは子どもたちのための基金準備を含む多様なオン・オフライン活動を展開する予定だ。また今後2年間、所属事務所のBIGHIT MUSICと共に約140万ドルをユニセフグローバルメンタルヘルス基金に寄付する計画。寄付金は精神的な困難に直面している人々を支援するために使われ、関連プログラムの運営と研究にも使われる。
TOMORROW X TOGETHERは、若者が向き合う不安や苦悩、誘惑のような感情を率直に歌い、共感と支え合いの価値を伝えた。ユニセフとのパートナーシップをきっかけに精神的な困難に直面している児童・青少年に慰めと勇気を伝えるなど、役割をさらに拡大していく予定となっている。