
■New Single『スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン』インタビュー2
――インタビュー1より
いい意味で意外でした
――みなさん個性豊かで仲が良いのがすごくよく分かりました。では、いよいよ新曲「スターダスト LOVE TRAIN」について伺います。
ユーキ:この曲は小室哲哉さんが作ってくださいました。僕ら、作っていただく前にTM NETWORKさんのライブを観に行かせていただいたんですが、スタッフさんがすごく緊張してたのが印象的でした。実際にお会いしたときは、オーラがすごいなって思いましたね。
カイ:僕らももちろん小室さんがすごい人だって知ってるけど、スタッフさんはリアルタイムでそれを見てきたから緊張がすごくて。打ち合わせで会議室に来てくださったときなんか、超特急に関係ないはずのDISH//のスタッフさんまで一目見ようと来てました。
リョウガ:僕たちから超特急がどんなグループなのかを説明したり、ライブのDVDを一緒に見たりしました。小室さんから「どれくらいのBPMの曲が多いの?」って訊かれて、そのときにBPMって言葉を知らなかったからどうしようって思った(苦笑)。
タカシ:僕らには「歌いたいキーの高さはどれくらい?」って訊いてくれたり、EDMとかダブステップとか音楽の話をいろいろしてくれました。いろんな音楽用語が飛び交ってたので、どんな曲になるんだろうって思って楽しみになりました。
――実際に出来上がってきた曲を聴いた感想は?
コーイチ:いい意味で意外でした。3周年のアニバーサリーの楽曲だし、超特急っぽい楽曲をイメージしてたので、分かりやすくて派手な曲なのかなって思ってたんですよ。だから、出だしがゆったりしたバラードで始まって、サビになるとキャッチーで可愛い雰囲気もある曲だった。間奏のダンスパートも含め、どうなるんだろうってすぐには完成形がイメージできない部分もありました。
タカシ:今までの曲はテンポの速い曲ばかりだったので、歌うときにどうしようって思いました。
コーイチ:そうだね。ただ、実際に歌ってみるとすぐに口ずさみたくなる曲だなって。TKサウンドを知る世代の人にはきっと懐かしいだろうし、僕ら世代には新鮮だし、超特急の可愛らしさやキラキラした感じ、セクシーさも表していてすばらしい楽曲をいただいたなと思いました。
タカシ:歌うときに「夜の海や夜の空をイメージして」って言っていただいたりして。ゆったりしたメロディだと、言葉数も少なくてシンプルなので、それを歌で聞かせるためにはいつも以上にしっかりと歌わなきゃいけないとか、いつもとは違った感覚でレコーディングしました。
コーイチ:Aメロ、Bメロはキーも結構高かったから、歌うこなすのが少し難しいなと感じましたね。だからといって、曲調に合わせるためにはあんまり張り上げて歌うのも違うし。曲調もどんどん変化していくから、それを1つの曲としてまとめるようにするのが結構悩みどころでしたね。
タカシ:うん。A、Bとサビのテンション感が全然違うので、その切り替えが難しいと感じました。ライブでも世界観をしっかり表現したいです。

――ミュージック・ビデオの撮影がハードだったとか?
タクヤ:今回のミュージック・ビデオは最初のシングル「TRAIN」以来かなって思うくらい、ダンスをメインにしたものになりました。これまでストーリー性のあるものが多かったので、ここで改めてダンスをしっかり見てもらえる内容になったと思います。その中で土砂降りの雨に降られながら躍るシーンがあって…。
リョウガ:雨のシーンになって日も陰ってきて、風も出てきたから体感温度がめちゃくちゃ下がって、寒かったですね。
タカシ:どんどん体温が奪われて、頭が痛くなってくるわ、体が沈んで行くような感覚で…。
ユースケ:あまりに見事に具合が悪くなるから、笑っちゃ悪いと思いつつ。
タカシ:立ってるのが大変だった(笑)。
カイ:ベンチコートみたいのを3枚くらい着てても寒そうだったよね。
リョウガ:送風の機械があったから余計だね。それをタクヤがわざと向けたりしてたな(笑)。
タクヤ:待ってよ。悪者みたいに! ほんの一瞬だったじゃん。まあ、やったのは事実ですが(苦笑)。
ユーキ:(笑)。曲調もそうなんですが、それに合わせたダンスも新しい感じになってますね。歌詞の世界観に合わせるような部分もあるし、細やかなサウンドを丁寧に振りで拾って、音の世界感もきちんと表現できるダンスになったと思います。今までは、テンポの速さに合わせて間も埋めるようなスピード感あるダンスが多かったけど、今回は間をいかに魅せるかというダンスができたと思います。カッコいいダンスになったけど、今までとは全然違うものだからなじむまで難しかったですね。
タクヤ:ゆったりした曲でカッコよく魅せるのも難しいんだなって思った。
ユーキ:3周年を迎える僕らに、新しい指令が来たんだなって思いましたね。

自分の言葉が歌詞になるのって不思議な気持ちだし、嬉しいですね
――一方、「バッタマン」は前山田健一さんプロデュースの賑やかで楽しいナンバーですね?
ユースケ:この曲を作っていただく前に、前山田さんから「メンバーそれぞれが超特急にかける想いを言葉にしてほしい」って言われたんですよ。僕はサビの<夢にまで見た 夢の切符は 君と掴むんだ>が歌詞になってました。
コーイチ:俺は<超特急で 食ってきたい>ってラップのところですね。
カイ:僕は<人も憎まず 世も憎まず>から<良いこと悪いこと 森羅万象>までと、<やればやるほど 自分に絶望>とか、結構使っていただきました。自分の言葉が歌詞になるのって不思議な気持ちだし、嬉しいですね。
リョウガ:ぼ、僕は<トゥリマカシ>です。
全員:(爆笑)。
リョウガ:みんなで書いて集めるときに、うまく浮かばなくて「後から送ってもいいですか」って言ったんですよ。そうしたら、前山田さんが「うん。一応送ってみて」って。〆切とかもあるし、難しいかなって思ったら、やっぱり…って感じで。色について書いたんですけどね。
タクヤ:僕は「バッタマン」ですね。
タクヤ以外の全員:え???
タクヤ:あ、いや…(汗)。ほんとはコーイチの歌詞に続く<食えなくたって やっていたい>です。
コーイチ:対になってるんですよ。
――相談して書いたのですか?
タクヤ:全くの偶然ですね。気持ち悪いっすよね(笑)。
ユーキ:僕は<バカなことばっか バカぢからでさ バカにされたって>って、バカがいっぱい続くところです(笑)。僕が書いたものそのものじゃないですけど、バカなことを真剣にやってるのが超特急だなって思ったので。それをアレンジしてくれました。
タカシ:僕はラップのパートの<笑顔をくれる 8号車 笑顔にしたら はい勝者>です。ヒャダインさんはレコーディングにも立ち会ってくださって、自分の癖とかやりたいように歌っていいよって。なので、自分としてはすごく歌いやすかったです。
コーイチ:僕もタカシと同じで、やりやすかったです。ライブを観たヒャダインさんが、「君は自分の癖を出さないようにしてるね」って言ったんです。今までは聴いてくれる人が聞き心地がいいように、僕の癖を押さえてきれいに歌うことを心がけていました。超特急のサウンドの一部として歌ってるような感覚だったんですが、今回は自分の想いを乗せて歌わせてもらいました。タカシとは違った、自分にしか出せない色をヒャダインさんのディレクションのもと、出していただけんじゃないかなって思います。

――ミュージック・ビデオにも前山田さんが出演されているとか?
ユースケ:はい。あらゆるアーティストさんが居る中で、超特急という唯一のジャンルを確立するための修行をするという内容で、「スターダスト〜」とは対照的にストーリー仕立てになってます。楽しい作品になってますよ。
――リリース後にはツアーもありますね?
カイ:僕らのライブは8号車という存在があって初めて成立するんです。超特急のライブを観に行くんじゃなく、超特急のライブを一緒に作るという感じですね。8号車のコールがなければ曲が完成しないし、ライブが成り立たないんですよ。
――3周年を迎えて、今後どんなグループになっていくのが目標ですか?
リョウガ:僕たち超特急の夢は、東京ドームなんです。が、今の実力では到底及ばない。そこへの挑戦として、今年中に代々木第一体育館でライブをすることが目標です。代々木もかなり大きな会場で、現状では難しいかもしれませんが、叶えるために名前の如く突っ走って行きたいと思います。

≪マイ旬≫
超特急が最近一番気になっていることや、ハマっていることをご紹介!
ユーキ 秩父
アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の舞台で、すごく自然豊かでいいところだなって思ったんですよ。秘密基地とか出て来るんですが、それが残っていたりするみたいなので、そういうところを探検しながら、自然を満喫してリフレッシュしたいです。描かれてる場所を訪ねるのが密かに流行ってて、秩父も街としてコラボしていろいろ展開してるみたいなので、楽しそうだなって。
タクヤ ビリヤード
数ヶ月前からやるようになったんです。きっかけは、もともとコーイチが友達とやってて、それで声をかけてもらって一緒にやるようになりました。やってみたらすごく面白くて、いろんな遊び方があるし、楽しいですね。9ボールというゲームをやることが多いです。
コーイチ マイ枕
ハマってるというか、注目してるんです。いろいろとサイズを測って、オーダーメイドする枕なんですが、作りたいなって。良く寝るって言われてるけど(笑)、ホテルとかで枕が変わると眠れないたちなんです。マイ枕があれば、眠れるかなって思ったんです。それに肩こりもしてるので、メイクさんに「枕で変わるよ」って言われたので夏ツアー前に作ってみたいと思ってます。
カイ 『東京喰種』
アニメも見ますが、マンガの方がよりハマりましたね。ユーキが勧めてくれたんですが、面白くて。アニメは終わったけど、マンガはまだ続いてて、読むといろんな伏線が張り巡らされて、それを自分なりに推理するのも楽しいですね。今の舞台になってるreというカフェにも行ってみたいです。
タカシ スマホでのウィンドーショッピング
お気に入りのサイトがあるわけじゃないんですが、通販のファッション系のサイトとかブランドのサイトとかを見てるだけでも楽しいし、ファッションセンスが少しずつ磨かれるんじゃないかなって。あんまりセンスがないんですけど(苦笑)人前に出るお仕事なので、私服とかもカッコいいなと思ってもらえるようなものを選べるようになりたいんです。
リョウガ 信玄餅
家にあったのを食べて、美味しいなぁって。(タクヤが「けど、絶対にこぼれるよね」と言うと)僕はこぼさずに食べれる自信がありますね。こぼす人は、まだ食べ方があまいんじゃないかなぁ(笑)。食感もいいし、自分で蜜をかけたり、自分で調節できるのもいいなって思います。餅を食べ切った後の蜜がまたうまい(笑)。甘いものが好きなので、食べてると嬉しい気持ちになりますね。
ユースケ ライブ前に聴くDa-iCEさんの曲
ライブ前にみんなで体を動かしてウォーミングアップするんですが、その時にDa-iCEさんの「TOKI」を聴くことが多いんです。体幹を鍛える動きは、普段は1分間キープするんですけど、ライブ前はあまりやり過ぎてもダメだから30秒だけやるんです。「TOKI」のサビがちょうど30秒なので、ストップウォッチ代わりにもなるので、いつも聴いてます。
≪動画コメント≫
≪リリース情報≫
New Single
『スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン』
2015.06.10リリース
【初回完全限定盤】(CD+Blu-ray)
ZXRC-1015 / ¥4,000(税抜)
<CD>
1.スターダスト LOVE TRAIN
(Lyric&Music&Arrangement:Tetsuya Komuro)
2.バッタマン
(Lyric&Music:前山田健一Arrangement:Jockie “MASTA BASS”Suama)
3.Summer love
(Lyric:月丘りあ子(SUPA LOVE)Music&Arrangement:近藤圭一(SUPA LOVE))
<Blu-ray>
BULLET TRAIN BOYS GIG Vol.01 ~そのLINKをRINGせよ!! 間違っちゃったホワイトデー男祭り!!~ 2015.3.14@DESEO(約54分収録)
【通常盤】(CD)
ZXRC-1016 / ¥1,200(税抜)
<CD>
1.スターダスト LOVE TRAIN
(Lyric&Music&Arrangement:Tetsuya Komuro)
2.バッタマン
(Lyric&Music:前山田健一Arrangement:Jockie “MASTA BASS”Suama)
3.Summer love
(Lyric:月丘りあ子(SUPA LOVE)Music&Arrangement:近藤圭一(SUPA LOVE))
≪ツアー情報≫
【BULLET TRAIN ONEMAN SHOW SUMMER LIVE HOUSE TOUR 2015~fanfare to you.~】
会場:東京 TOKYO DOME CITY HALL
7月20日(祝月) 開場17:00/開演18:00
7月21日(火) 開場18:00/開演19:00
7月26日(日) 開場17:00/開演18:00
会場:愛知 Zepp Nagoya
8月4日(火) 開場18:00/開演19:00
8月5日(水) 開場18:00/開演19:00
会場:大阪 Zepp Namba
8月11日(火) 開場18:00/開演19:00
8月12日(水) 開場18:00/開演19:00
会場:北海道 Zepp Sapporo
8月16日(日) 開場16:00/開演17:00
会場:福岡 Zepp Fukuoka
8月22日(土) 開場17:00/開演18:00
≪関連リンク≫
超特急 オフィシャルサイト