SUPER JUNIOR a-nationで初のヘッドライナーを飾る/ライブレポート

■a-nation stadium fes.
2015.08.29(SAT) at 味の素スタジアム
(※画像4点)

「皆さん、いつも元気でいてください。また会いに来ます!」(ウニョク)

29日(土)、東京・味の素スタジアムで【a-nation stadium fes.】が開催された。
5万人の観客を動員し、Do As Infinity、Every Little Thing、f(x)、ゴールデンボンバー、倖田來未、VAMPS、つるの剛士らが出演する中、韓国の人気グループ、SUPER JUNIORが2年ぶり3回目の出演で自身初となるヘッドライナーを務めた。

SUPER JUNIORのグループカラーであるブルーのペンライトの光が会場を埋め尽くす中、ステージ下からリフトに乗ってブラックのシックな衣装に身を包んだイトゥク、ヒチョル、イェソン、カンイン、ウニョク、ドンへ、シウォン、リョウク、キュヒョンの9人が登場。特攻の炎が上がると「BONAMANA」からライブはスタートした。ステージ上の大型ビジョンにメンバーの姿がアップになる度に、観客から大きな歓声が上がり、メンバーもその声に応えるかのように、ステージ中央から伸びる花道を通って観客のそばまで行く。2曲目、「SORRY,SORRY」では、全員で息の合ったダンスを見せつつ、キュヒョンが「HEY」という掛け声で観客にマイクを向けたり、ウニョクがスポットライトの下でキレのあるダンスを見せたり、終盤、ヒチョルがドラムソロを披露したりと、メンバーそれぞれの個性も出しながらさらに盛り上げる。そして、そのまま「Mr.Simple」へとなだれ込み、ヒット曲の連打で初っ端から会場のボルテージは最高潮に達する。

SUPER JUNIOR a-nationで初のヘッドライナーを飾る/ライブレポート

そんな中、「東京の皆さん、お待たせしました!」というイトゥクの第一声を皮切りに、メンバーは一人ずつ挨拶をする。
「今日、天気はあまりよくないですね。でも、天気はよくないけど、皆さんはかわいいですね。今日のステージのためにたくさん準備をして来たので、楽しんで下さい」(リョウク)
「いらっしゃいませ~。今日、本当にきれいな女性がいっぱいいますね。皆さんを見たら、目がまぶしくなりました! 最後まで楽しんでください。
みんなヤバイです~」(キュヒョン)
「お元気ですか! 皆さんの彼氏、イェソンです。今日、楽しい時間を過ごして、僕のことを好きになってください」(イェソン)
「皆さんに久しぶりに会えて、ホントにホントに嬉しいですね。今、雨が降っていますよ。雨は好きですか? 雨より僕は皆さんがもっと好きです。去年はウニョクと二人で(SUPER JUNIOR-D&Eとして)a-nationに出演しましたが、今回は、僕たち一緒に来れて本当に嬉しいです」(ドンへ)
「僕は皆さんの馬、シウォンです。今日は、家族になろよ」(シウォン)
「雨が降ってますが、大丈夫ですか? 皆さん、今日は一緒に雨に濡れながら、この雨を吹き飛ばしましょう! (会場を見て)本当に青い色がキレイですね」(カンイン)
「僕はa-nationのステージは初めてです。人が多いですね。やっぱりニコニコちゃん(笑)」(ヒチョル)
「お久しぶりです! 僕は本当に楽しんでます。そして、嬉しいです。今日は雨の中来てくれて、本当にありがとうございます。僕は4年連続でa-nationに参加しています。(昨年は、SUPER JUNIOR-D&Eとして出演)だから、皆さんのことをよく知っています。
ここにいる他のメンバーは何もわかってません(笑)。僕が一番、皆さんの本当を知っているし、愛しています。もっともっと興奮してください! よろしくお願いします~」(ウニョク)
「改めましてこんばんわ~~~(「わ~」をメンバー全員でハモる)。SUPER JUNIORのスペシャルなリーダ、トゥギトゥギイトゥクです(笑)。a-nationにSUPER JUNIORがまた参加することになりました。やっぱり東京はすごいですね。とっても盛り上がっていて、最高です!」(イトゥク)

SUPER JUNIOR a-nationで初のヘッドライナーを飾る/ライブレポート

挨拶を終えると、SUPER JUNIOR-K.R.Y、SUPER JUNIOR-D&Eのユニットでのステージへ。2グループ共に、今年、日本での単独ツアーを成功させており、その実力、人気は立証済み。キュヒョン、リョウク、イェソンの3人からなるSUPER JUNIOR-K.R.Yは、その歌唱力を見せつける極上のハーモニーで、8月5日にリリースしたばかりの新曲「JOIN HANDS」を歌唱。一方、ドンへ、ウニョクからなるSUPER JUNIOR-D&Eはダンサーを引き連れて爽やかなダンスナンバー「Saturday Night」と、観客から「オッパー、オッパー」の特大コールが起こる中で「Oppa,Oppa」を披露し、会場を沸かせた。

再び、カラフルな衣装に着替えたメンバーが全員ステージに集まると、「皆さんの近くに行きます!」(イトゥク)と言って、二手に分かれてトロッコに乗車。「Disco Drive」、「Wonder Boy」、日本オリジナル楽曲の「BAMBINA」を歌いながら、広い会場を一周し、ファンとの交流を楽しむ。
吹き付ける雨を気にすることもなく、ボールやフリスピーを客席に投げたり、トロッコが揺れるほど飛び跳ねたり、大きく手を振ったり、時には柵から乗り出したりもしていた。

ステージに戻ると、さらに盛り上がるナンバーを畳み掛けて行く。「Rock Star」では、ステージ幅いっぱいにメンバーが散らばって踊り、叫び、「Let's Dance」では、その曲名のごとく会場一体となってのダンスタイムとなる。曲の終盤ではメンバー一人ひとりがカメラに向かってキメ顔を見せて行くというサービスショットもあり、キス顔や、愛嬌のあるポーズ、イトゥクはシャツをはだけさせ、その鍛えられた上半身を見せつけていた。ちなみに、この時、イトゥクが邪魔をしてイェソンにはワンショットの時間が無かったのだが、それに拗ねるイェソンの表情が可愛らしく、これがある意味でのサービスショットとなっていた(笑)。そして、この盛り上がりの最高点は「Can you feel it」。全員が満身創痍で“チョギワ”ダンスを踊りまくる。もちろん、観客も一緒になって踊り、会場にいるすべての人の息が上がるという状態に。だが、もともとはSUPER JUNIOR-D&Eの曲ということもあってか、ウニョクは自ら「もう一回、行きましょうか!」と言って、ソロダンスにチャレンジ。バク転をしたり、SUPER JUNIORのダンスマスターらしい華麗な動きを見せる。すると、カンインが勝手に「ドンへ、ソロ~」と言いだし、ドンへもソロダンスをすることになり、ウニョクに負けじとバク転に挑戦。さらに、その後もカンインのむちゃぶりは止まらず「僕も出来る、チェ・シウォン~」、「僕たちが歌だけ上手だと思ってましたよね? 実は僕たちはダンスのメンバーなんです。
K.R.Y.~」と次々とメンバーを躍らせて行く。結局、最後はウニョクに逆襲され、イトゥク、ヒチョルと共に、カンインもセクシーをコンセプトで踊らされていた。

SUPER JUNIOR a-nationで初のヘッドライナーを飾る/ライブレポート

しかし、そんな楽しい時間が過ぎるのはあっという間。残すところあと1曲となり、メンバーは一人ずつこの日の思いを口にして行く。特に、近く韓国での兵役を控え、これから約2年間、活動が出来なくなるウニョク、ドンへ、シウォンの3人は、日本での最後のステージとなるだけに、その思いも含んだコメントを残した。
「僕たちはこのa-nationで何度かご挨拶をさせて頂いたかと思います。こんな光栄なステージで何回も皆さんにご挨拶出来て、本当に嬉しいです。今日、こんな風に皆さんと良い時間を過ごせたことを忘れずに、韓国に戻りたいと思います。皆さん、いつも元気で居てくださいね。次、また会いに来ますね。愛してるよ~」(ドンへ)
「雨が降っていますけれど、流されない一つのことがあります。雨にも負けない、皆さんから頂いた大きな愛です。
これを大切に胸にしまって、また皆さんに会えるように一生懸命頑張って、努力したいと思います。愛してる」(シウォン)
「今までありがとうございます。僕は、このステージが最後で2年間、皆さんに会えないです。寂しいですね。皆さん、いつも元気でいてください。また会いに来ます。ありがとうございます。愛してる~」(ウニョク)

そして、ヒチョルは「実は、今日はウニョクとドンへとシウォンと一緒に立つ最後のステージなんですけど、そんな中、こんな大きなステージで歌うことが出来て本当に幸せです。僕たちの弟たちは、きっと元気で行って戻って来てくれると思います」と、3人に変わってファンに誓った。最後にイトゥクが「皆さんと僕たちの愛がどれほど熱いのか、ちょっと天が僕たちのことを試すために、こんな風に雨が降っているんじゃないかと思います。僕たちを好きで来て下さったファンの方もいると思いますし、そして僕たちに初めて会う方もいらっしゃると思います。最後までこの席を温めて下さった皆さんに、心から感謝したいと思います。
いつも皆さんがくださる感動と愛に感謝しています」と締め、ラストは韓国で先日リリースされた新曲「Devil」のパフォーマンスを。SUPER JUNIORらしい格好良さと面白さが際立つ華やかなステージングで、ヘッドライナーらしい最後を飾ると、メンバーは曲の終わりと共に大きく夜空に打ち上がった花火を観客と一緒に楽しんだ後、笑顔を見せながらステージを去って行った。メンバーも隠すことなく言葉にしていたが、今後、日本でのSUPER JUNIORとしての公演の予定は今のところ無い状態だ。だが、SUPER JUNIORと言えば、メンバーのキャラクターが個々に際立っていることが魅力の一つでもあるだけに、全員揃ってというのはしばらくは難しいのかも知れないが、何らかの形でこれからも私たちを楽しませてくれることは間違いないだろう。

尚、【a-nation stadium fes.】は、明日、30日も開催され、AAA、Acid Black Cherry、E-girls、EXO、ソナーポケットらが出演し、ヘッドライナーを浜崎あゆみが務める。

≪ライブ情報≫
【a-nation stadium fes.】
日時:2015年8月29日(土)・ 8月30日(日)
開場13:30/開演15:30
会場:味の素スタジアム
◆出演者
8月29日:ヘッドライナー:SUPER JUNIOR
Do As Infinity、Every Little Thing、f(x)、ゴールデンボンバー、倖田來未、VAMPS、つるの剛士、VAMPS 、シューティングアクト:Dream5、オープニングアクト:加治ひとみ、Leola 、SOLIDEMO 
8月30日:ヘッドライナー:浜崎あゆみ
AAA、Acid Black Cherry、E-girls、EXO、ソナーポケット、TRF、シューティングアクト:Da-iCE、SUPER☆GiRLS、オープニングアクト:安良波 明里、Cheeky Parade・GEM、小林豊、lol(エルオーエル) 

≪リリース情報≫
■SUPER JUNIOR-K.R.Y.
Single
『JOIN HANDS』
2015.08.05リリース

【CD+DVD盤】
AVCK-79267/B / ¥1,944(税込)
【CD盤】
AVCK-79268 / ¥1,080(税込)

■SUPER JUNIOR-D&E
New Single
『Let's Get It On』
2015.09.30リリース

【CD+DVD盤】
AVCK-79281/B / ¥1,800(税抜)
【CD盤】
AVCK-79282 / ¥1,000(税抜)

≪関連リンク≫
a-nation island & stadium fes. 2015 オフィシャルサイト
SUPER JUNIOR オフィシャルサイト
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