ビジュアル、映像、デザインなど、音楽に付随するクリエイティブ表現は、アーティストのメッセージを深く届けるために不可欠な要素。BMSGは、グローバル市場で勝負するためにこの点に着目し、社内に専門チームを設けることで高品質なアウトプットを一貫して提供する体制を構築する。今回発足したBMSG Creative Labは、クリエイティブディレクターやアートディレクターら多分野のクリエイターが一丸となり、BMSGの表現力を最大限に引き出すことを目的としている。ロゴでは、BMSGのプロデューサー/アーティストの才能を増幅していく存在でありたいという想いをこめ、BMSGのロゴが広がっていく様子をデザインしている。
指揮を執るJIN氏は、アメリカのロックバンド・OK Goのミュージックビデオ「Obsession」で世界最大の広告祭『カンヌライオンズ』金賞を受賞したほか、再生した楽曲の歌詞アニメーションを自動生成するスピーカー・Lyric Speakerが、ヨーロッパ随一の音楽テクノロジーインキュベーションプログラム『アビー・ロード・レッド』に選出されるなど、国際的に評価されるクリエイティブ・ディレクター。BE:FIRST「Mainstream」のミュージックビデオや、プロモーション企画『BMSG新章突入』、渋谷を舞台に展開された『BMSG STREET GALLERY』など、BMSGの代表的プロジェクトにも深く関わってきた。
JIN氏は就任にあたり「BMSGが日本の音楽を更新していく。日本のクリエイティブを更新していく。その大きなうねりをBMSG Creative Labはブーストしていければと考えています。BMSGが“世界のBMSG”になるための、世界水準のクリエイティブを生み出していきます」とコメントしている。
すでにプロジェクトは始動しており、第1弾として渋谷の街をアートギャラリー化した『BMSG STREET GALLERY』を展開。
SKY-HIは今回の取り組みについて、「BMSGが謳(うた)う“クリエイティブファースト”は、ただ優れたコンセプトにアーティストを嵌(は)め込んでいくのではなく、それぞれのアーティストに似合う、現在取り組むべきスタイルをともに追求し、表現を洗練していくことを意味しています」と説明。そのうえで、「全ては“才能を殺さないために”」と、アーティストの個性を尊重した創作環境の重要性を語った。
BMSG Creative Labは今後、アーティストの増加やプロジェクトの拡大にあわせて体制を強化。音楽、映像、体験を通じて、“日本発の新しい表現価値”を世界に発信する拠点として、グローバル水準のコンテンツ制作を推進していく。
なお、同組織では現在、アーティストやプロデューサーとともに“作品を超えた体験”を創出する仲間を募集している。募集ポジションは「クリエイティブ・ディレクター」「フィルム・ディレクター」「アート・ディレクター/デザイナー」「プロジェクト・マネージャー / プロデューサー」となっている。