9月にリリースされたニューアルバム『ニライカナイ-Rerecorded-』を引っさげ、現在、全国ツアー『TOUR Determine 2025』真っ最中のINORANLUNA SEA)が、2016年以来、9年ぶりとなる中国公演を開催した。

 ドラマ主題歌に起用された「I for You」で、LUNA SEAのアジアでの人気に火が付いたのは、今をさかのぼること、27年前のこと。
それから長い時間を経てもなお、根強いLUNA SEAファンが多く存在している中国語圏。21日の北京公演は、LUNA SEAとしてもソロとしても過去に経験のない、初の単独ライブとなった。そして、2016年以来の再訪となった23日の上海公演。両会場には、LUNA SEAやINORANソロライブのグッズTシャツに身を包んだ多くのファンが詰めかけた。

 ライブは、現在開催中の国内ツアーでもオープニングを飾る「Determine」でスタート。続く「Diffused reflection」など、『ニライカナイ-Rerecorded-』を主軸にした国内ツアーの要素を織り交ぜながら、「Awaking in myself」「grace and glory」といったロック色の強いナンバーを中心に据えた中国ツアーならではのスペシャルセットリストとなった。

 「大家好 我是INORAN!」と中国語であいさつすると、フロアのオーディエンスは大歓声で反応。その歓待ぶりはすさまじく、日本語で歌われるアルバム収録曲も、英語詞の楽曲群も、言葉に関係なくフロアが大きく揺れた。ステージを左右へ行き来し、少しでも近くへ行こうとフロアへ身を乗り出してオーディエンスとコミュニケーションを取るINORANの姿も印象的だった。

 帰国後は、間髪あけず国内ツアーに戻りライブを敢行したINORAN。今後は、11月1日に愛知・名古屋CLUB QUATTRO、11月2日に静岡・LIVE ROXY静岡、そして、ツアーファイナルとなる11月15日の東京・渋谷CLUB QUATTROへと、さらに加速度を付けてツアー終盤戦を駆け抜けていく。

 また、ツアーファイナルへ向けて、新たなティーザー動画も公開された。
毎公演、ライブが終わるたびに、「#イノショ」というハッシュタグを付けたライブ中のショットが多数投稿され、その熱いライブの様子がSNSで拡散されている。
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