小田急線・秦野駅の列車接近メロディーが、28日より導入されることが決定し、それに先立つ発表セレモニーが27日、秦野駅コンコースにて開催された。新たに採用されたのは、LUNA SEAの楽曲「ROSIER」(上り)および「I for You」(下り)の2曲。
セレモニーには、RYUICHI(ボーカル)、SUGIZO(ギター/ヴァイオリン)、INORAN(ギター)、J(ベース)の4人がサプライズで登場し、会場を沸かせた。

 ドラムの真矢は現在療養中のため欠席したが、書面でのコメントを寄せた。真矢は「ついにこの日がやってきました。列車接近メロディーを市民のみなさまに愛していただけるよう、ファンのみんなにも秦野に行ってみたいと思ってもらえるよう、これからも貢献していきたいです」とメッセージを送った。

 メンバーたちは、ゆかりの地・秦野での駅メロ導入にそれぞれ感慨を語った。

 SUGIZOは「この場所でこのバンドが始まって35年以上、こうやって故郷に錦を飾れて心からよかったなと思います。これからもより多くの人に広げて伝えていけるようにLUNA SEAとして精進していきます」とコメント。

 RYUICHIは「これからもたくさんの人が利用されるこの駅で僕らの音楽が流れていく。どこかで本当に背中を支えられているような思いがします」と語り、INORANは「僕たちが育った故郷で、この駅メロが、住んでいる方々や秦野を訪れる人たちにとって、素晴らしい時間、きっかけになってくれればいいなと思っています」と思いを寄せた。

 また、Jは「この秦野駅は高校時代、楽器を持って“絶対デッカくなってやるぞ”と思いながら電車に乗って学校に通っていた記憶があります。この駅に来る多くの若い人たちに、夢を見ること、夢は絶対叶うんだという想いをこの楽曲を通じて刻めたらいいなと思います」と語り、若者へのエールを送った。

 メンバーのあいさつ後には、駅メロとして使用される「ROSIER」と「I for You」が一足先に披露され、駅構内に響きわたった。
さらに、駅メロ化を推進してきた秦野市の有志による実行委員会からは、記念パネルの設置が発表されたほか、メンバーがセレモニー当日に型取りした手形プレートの設置も予定されている。詳細は今後、LUNA SEAのオフィシャルSNSや実行委員会の発信を通じて案内される予定だ。
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