アニプレックスの岩上敦宏社長が1日、第70回「映画の日」中央大会にて「特別功労章」を授章。都内で行われた「映画の日」第一部 特別功労章授与式に登壇し、今年大ヒットしたアニメ『鬼滅の刃』と映画『国宝』の共通点を語った。


 賞状とトロフィーを粛々と受け取った。「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」やオリジナルアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』など多くの人気アニメの仕掛け人である岩上社長。ことしは、アニプレックスとして「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」を製作、映画『国宝』には制作に名を連ねた。

 岩上社長は、「このようなすばらしい賞をいただいて…本当にありがとうございます。アニプレックスの代表としての授章ですので、関わったみなさんに感謝申し上げます」とお礼からあいさつを始めた。

 今年を代表する大ヒット作2作について、「『鬼滅』と『国宝』という2つの作品を一緒に語ることは難しいんですけれども、どちらもスタッフとキャストの皆さんのものすごい熱量が詰め込まれた、そういった点で質量の高いという点で共通している」と評価し、「私自身も初回もおもしろかったですけど、2回目3回目と見るにしたがって、よりおもしろくて発見があって、非常に濃密なフィルムなんだと思っていて、そこは共通している」とたしかな自信をにじませていた。

 12月1日は、日本における映画産業発祥を記念する日として「映画の日」に制定されており、映画産業団体連合会(映団連)により日本映画界の発展の為に貢献した人々を表彰する式典が毎年執り行われている。
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