オープニングは「Satisfaction graffiti」でスタート。NICOが「WHITE SCORPION 2nd Anniversary LIVE、アーユーレディー?」の掛け声で会場を沸かせると、「非常手段」の曲中にも「WHITE SCORPION、2歳のお誕生日おめでとう!」「私たちとSCOPISTでつくるAnniversary LIVE、まだまだ声出せるー?」とさらにあおりを入れ、会場の空気を掌握。約1か月ぶりにステージへ復帰したACEが登場すると客席から大きな声援が送られ、ACEは久しぶりのパフォーマンスを全身で表現した。
最初のMCでACEは、「突然のお休みで心配をたくさんかけてしまい、本当に申し訳ありません。特別な日に11人でステージに立ちたいと思い、今日から活動を再開することになりました。久しぶりに10人とステージに立って、みんなの顔が見られてすごく幸せです。今日はよろしくお願いします!」と、ステージに戻ってきた喜びと感謝を涙ながらに伝えた。
続いてHANNAから、TikTokで配信されていた縦型ショートドラマについて報告があり、「今日のライブも、ドラマの時のような、今まで観たことのない私たち11人の姿をお見せします!皆さん、楽しみにしてくださいね!」と意気込みを語る。
その後、ショートドラマの“転生シーン”のようにHANNAがステージ上のロッカーに入ると、入れ替わりでACEが登場し「動く唇」を歌い出す。真紅の衣装と赤の照明が鮮やかなコントラストを生み、重厚な世界観を作り上げて魅せていく。続く「雑踏の孤独」「眼差しSniper」でも、クールなパフォーマンスで会場を圧倒した。
2023年に開催されたオーディション期を振り返る映像が流れた後、再びステージ上に設置されたロッカーからメンバーが登場。舞台はオーディション時代に“タイムスリップ”した世界という設定で、熱海での合宿オーディション成果発表会ダンス審査、池袋サンシャインシティでの最後の自己アピールタイム、最終合格者発表イベントでのメンバー発表のシーンが再現され、生ドラマとして演じられた。ファンにとっては懐かしくもエモーショナルな時間となった。
CHOCOがファンへ向けた手紙を読み上げるシーンでは、次のように語った。「SCOPISTの皆さん。こうして私が、私たちが合格することができたのは…。間違いなく、ここにいる皆さんのおかげです。本当に、本当にありがとう。思い返すと、オーディションの頃からずっと、心が折れそうな時はいつも皆さんの言葉に救われてきました。『大丈夫』、『応援してるよ』。その一言一言が、どれだけ私の背中を押してくれたか。皆さんが私を、そしてWHITE SCORPIONを選んでくれたあの日から、私たちの夢は動き始めました。
ここまでのセットリストは、1st MINI ALBUM『Caution』収録曲で構成され、この2年間の活動前半を総括する内容。ここからは、10月22日にリリースされた2nd MINI ALBUMからの選曲パートに突入していく。ステージ上のロッカーから「純愛トースター」のイントロに合わせてメンバーが登場。2nd Anniversary LIVEのキービジュアルとしてお披露目されていた、パーティー感あふれるカラフルな衣装で現れ、続く「I do love you!」まで、2曲連続で、1st MINI ALBUMリリース以降に新機軸として提示してきた“ポップ”な側面を、カラフルなパフォーマンスで会場に届けた。
「なんて僕は無力なんだろう」では、途中の間奏で“スーパーNAVIタイム”というNAVIのソロダンスが目玉となるが、この日は“スーパーNAVIタイム”が2回設けられたスペシャルバージョンで、会場の視線を釘付けにした。
冒頭のオープニング映像で匂わせていた、3年目に向けたグループとしての挑戦と変化として、「新Overture制作」と「キャプテン&副キャプテン任命」の2つの発表が行われた。キャプテンにはAOI、副キャプテンにはALLYとCOCOが選ばれた。AOIは「WHITE SCORPIONのキャプテンに就任しましたAOIです。
新Overtureが披露され、客席内センターに設置されたステージへ移動して「Corner of my heart」をパフォーマンス。「Beach opening」では会場を練り歩き、ファンと目をしっかり合わせながら、2周年を迎えた喜びを共有した。
新Overtureについて聞かれると、NICOは「候補がいくつもあったんですが、このOvertureを聴いた時に“これだ!”と思いました。SCOPISTのみんなも乗ってくれるかなと思い、このOvertureになりました!」とコメント。CHOCOは「他のアイドルグループとも被らなくて、対バンで“こんなOvertureのアイドルいるの?”と思ってもらえるような、尖りまくったカッコいいやつにしたい!がみんなの総意で、『カッコいい』『盛り上がる』『ノリノリ』に全振りしました」と語った。
ACEが「皆さん、本日は最高の時間をありがとうございました。
アンコールは、再び新Overtureからスタート。映像ともリンクし、ファンは早くもコールを合わせて盛り上がる。メンバーが登場し、ラップでの他己紹介パートから「純愛トースター」を披露し、会場のコール&レスポンスは最高潮に達した。CHOCOが「オーディションを思い出しつつ、楽しさもありつつで、感動も楽しみもどちらもある最高のパーティーでした!」、ACOが「こうやって今日、ライブで盛り上がることができたので、私たちは3年目も頑張っていけそうだなと思いました! これからもよろしくお願いします!」と、ライブの感想と感謝の気持ちを伝えた。
AOIが「最後の曲は私たちの原点です。心を込めて歌います」とコメントすると、デビュー曲「眼差しSniper」を再びパフォーマンス。終演に際し、AOIは「改めて、本日は2nd Anniversary LIVEにお越しいただきありがとうございます!皆さんがいるから、今、私たちはこうしてステージの上に立てています。これからも、夢の景色を見るために一緒に歩んでいってくれるとうれしいです。どうか3年目もよろしくお願いします!」と締めくくった。ダブルアンコールの「Satisfaction graffiti」で再登場すると、この日一番の会場の盛り上がりを見せて大円団を迎え、2周年ライブは幕を閉じた。


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