本作は、井上佐藤による同名漫画(講談社)を実写映画化した作品。競技ダンスに人生を懸ける2人の男性が、〈10ダンス〉という過酷な競技の世界に身を投じ、情熱や嫉妬、葛藤をぶつけ合いながら心を通わせていく姿を描く。
竹内と町田が約8年ぶりの共演でW主演。土居志央梨(田嶋アキ役)、石井杏奈(矢上房子役)がそれぞれのダンスパートナー役として出演している。監督は『るろうに剣心』シリーズなどで知られる大友啓史が務めた。
竹内は、ラテンダンス日本チャンピオンで世界に通用する実力を持ちながらも、ある理由から国内の大会にこだわる鈴木信也を演じ、社交ダンスに初挑戦。一方、町田はスタンダード(ボールルームダンス)日本チャンピオンで世界2位の実績を持ち、鈴木を〈10ダンス〉の世界に誘う杉木信也を演じた。
今回解禁された映像では、完成度の高いダンスシーンの本編映像に加え、撮影前から行われた過酷な練習風景を収めたメイキングも初公開。冒頭では竹内が「思い出すだけで泣きそうになるくらいキツかった。ほんと逃げ出したいと思った」と率直な心境を明かし、競技ダンスの厳しさを語る場面も収められている。
特別インタビューでは、2人がオファーを受けた当時を振り返る。町田は「なんか運命かなって思って。昔ダンスをやっていて、でもプロのダンサーになる前にあきらめて。でも自分のダンスに捧げてきた情熱がくすぶっていたから、この役を通してその気持ちを昇華できるかもしれない。自分のためにもこれは受けよう」と、語る。
竹内も「めっちゃわかる。俺も途中でスポーツで挫折してるから、そういうのも運命的だったのかも。もし自分で満足してたら挑戦しようと思わなかったかもしれないし、似てるかもしれないね」と共感を示した。
日本を代表するプロダンサーであり、2人のダンス指導にあたった下田藍は「撮影でイギリスに行った時に、現地のダンスチームに“どんなマジック使ってここまで仕上げてきたんだ!”とほめられたので、いい教え子を持ったなと私が鼻が高かったです」と語るほど、2人の成長は目覚ましかったという。
メイキングでは、竹内がダンス講師陣に「難しいなんてもんじゃないですね、この世で一番難しいんじゃないかって言うくらい難しい」と思わず口にする場面も。「竹内くんとじゃなければ途中で心が折れていた」と明かす町田に、竹内も「お互いに支え合って乗り越えた」と応じるなど、強い信頼関係が伝わる内容となっている。
配信開始後、SNSでは「最初から最後までぜんぶ眼福」「2時間が一瞬だった」「ダンスはもちろんのこと、ロケの規模が違いすぎて世界観の完璧さが想像以上」「ラスト1秒まで魂ごと釘付けにされた」といった声が相次ぎ、作品への熱狂は広がり続けている。
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