■『第76回NHK紅白歌合戦』リハーサル2日目(29日、東京・渋谷 NHKホール)

 初出場で今年SNSで大バズリした楽曲「イイじゃん」を歌唱するダンスボーカルグループのM!LKがリハーサルに登場。取材に応じた。


 メンバーは黒い「I▼M!LK」(▼=ハートマーク)のTシャツで登場。意気込みを問われると塩崎太智(※崎=たつさき)は「初出場ということで、10年、11年間夢見てきたステージに、あと2日で立てる」としみじみ。すると佐野勇斗野は「まだ太智は立てるかわからないから」とイジって笑わせた。塩崎は「えっ!」と苦笑いしながらも「風邪だけ気をつけて。『イイじゃん』も緊張したら、左からやるか右からやるかとか間違えそうや」と一言。メンバーから総ツッコミを受けると「夢のステージで最高の『イイじゃん』をできるように最後の最後まで練習します」と誓った。

 佐野は憧れの紅白のステージへの思いも。「僕らは2015年にデビューをしてから、ずっと『紅白に出たい』と公言してきた。なかなか簡単なものではなく、さまざまな歴史がM!lkはある。やっぱり思いを口にして、頑張り続けることって本当に大事なんだなっていうのはすご感じました」と感慨深げ。「今年1年は光栄なことにたくさんの方々に注目をしていただいて、改めてここまで応援してくれたみ!るきーずみんなにすごく感謝の気持ちが芽生えました」と話した。そして「紅白、10年間思ってきたんで、何しようかなって」とニヤリとしながらも「すごくうれしい気持ちです。
周りの方々にすごく喜んでいただいたので、来年からもこうやってお世話になった方々を喜ばせる活動ができればなっていうのはすごく思いました」と決意を新たにしていた。

 坂本冬美が披露する名曲「夜桜お七」に踊りで参加することも決まっている。

 M!LKは、佐野勇斗、塩崎太智(※崎=たつさき)、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人によるダンスボーカルグループ。2014年11月結成され、2019年から現在のメンバーで活動している。グループ名には「何色にも染まることの出来る存在に」という意味が込められている。15年3月「コーヒーが飲めません」でCDデビュー。21年11月、メジャーデビューシングル「Ribbon」をリリース。25年3月にリリースした「イイじゃん」が、“予想裏切りソング”として人気を集め、歌詞の一節「ビジュイイじゃん」が、『現代用語の基礎知識 選「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」』にノミネートされた。

 紅組のトリは7年連続でMISIA、白組のトリをMrs. GREEN APPLEが務める。さらに、紅組と白組の対戦が終わったあと、特別企画として松田聖子が「青い珊瑚礁」を披露することも発表されている。

 大みそか恒例『第76回NHK紅白歌合戦』(後7:20~11:45※中断ニュースあり 総合ほか)。放送100年の節目となる今年のテーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」。
今年の司会は、綾瀬はるか、有吉弘行、今田美桜、鈴木奈穂子アナが務める。綾瀬は2013年、15年、19年に続き6年ぶり4回目、有吉は2023年、24年に続き3年連続3回目、今田は自身初、鈴木アナは2024年に続き2回目の紅白司会となる。
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