漫才師「ザ・ぼんち」の里見まさと(73)が、新著『漫才の一滴 笑吉が教えてくれた「念、縁、運」』(ヨシモトブックス)を、来年1月30日に発売する。

 ぼんちおさむとのコンビ、ザ・ぼんちは、1980年代の漫才ブームで全国的に大ブレイクし、漫才師として初の日本武道館公演を実現。
大阪の漫才師の栄誉「上方漫才大賞」は二度受賞。一方、長い活動休止時期があった。

 50歳からコンビを再結成、そして70代でフジテレビ『THE SECOND』ファイナリストとなった。今なお学び、漫才師として進化し続ける姿は、芸人たちからリスペクトされ続ける。

 年齢に負けたくない。いつまでも真剣勝負の場から降りたくない。どんな状況でも可能性を追求したい。結果を出すまであきらめない「念」、たくさんの出会いという「縁」、人の「運」…。「天国と地獄を見た男」まさとが、漫才が教えてくれたことから、自身の経験、苦悩を包み隠さず語りきった。

 まさとの人生の局面の旅に現れたという不思議な存在“三毛猫の守護神”「笑吉」についても明かされる。「笑吉」は、こう投げかける。

「どうしようもない時こそ笑うんや、笑えない時こそ、笑って、突破するんや
「お前の天国が3年で終わったように、地獄も必ず終わる」
「もがいたり、バタついたりしてるうちに、どうにか切り抜けていくもんなんや。
人生ってのは」

 性別や立場をこえ、多くの人のヒントとなる一冊となる。
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