俳優の賀来賢人と映画監督のデイヴ・ボイルが共同設立した映像製作会社「SIGNAL181」の記念すべき第1弾長編映画『Never After Dark』の日本公開日が、6月5日に決定した。あわせて、場面写真も初解禁された。


 本作は、世界的ヒットを記録したNetflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』で国境を越えたエンターテインメントを成功させた賀来とボイルが再集結し、完全オリジナルストーリーとして生み出したホラー作品。賀来がプロデューサーとして企画をけん引し、デイヴ・ボイルが監督・脚本を務めた。昨年、米配給会社XYZ Filmsによる海外配給が決定し、「日本公開が待ちきれない!」といった声が寄せられていた注目作だ。

 主演は、ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』での熱演が国際的に高く評価され、「クリティクス・チョイス・アワード」ドラマ部門助演女優賞を受賞した穂志もえか。霊媒師・愛里という難役に挑んだ。

 解禁された場面写真は、愛里が怪しげな儀式を始めようとする瞬間を捉えたもの。手には火のついたマッチを握り、うつろな眼差しでその揺らめく炎を大きなロウソクへと移そうとしている。さらに、存在感を放つのは、縁に独特な影絵が描かれた不思議な丸い置き鏡。不穏で緊迫した空気が漂い、美しさと恐ろしさへの興味をかき立てる。

 さらに本作は、米国最大級のカルチャーの祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)2026」の正式出品作に選出。ホラーやスリラー作品に特化した名物部門「ミッドナイター(Midnighter)」において、唯一の日本映画としてラインナップ入りを果たした。

 「SXSW」は、毎年3月に米国テキサス州オースティン市で開催される、音楽・映画・テクノロジーを融合させた世界最先端のカルチャーの祭典。
A24製作の『シビル・ウォー アメリカ最後の日』や、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など、世界を揺るがす衝撃作・話題作がいち早く上映されることでも知られ、近年ではインディペンデント映画の最高峰「サンダンス映画祭」と双璧をなす映画トレンドの登竜門として、世界中のトレンドセッターや映画関係者から熱い視線が注がれている。

 アニメーションではなく、日本から“完全オリジナル”の実写作品である本作が、この激戦区に正式出品されることは、異例の快挙と言える。現地で開催されるワールドプレミアには、プロデューサー兼出演の賀来、主演・穂志、ボイル監督が参加予定。

 賀来は「ようこそ、お化け屋敷へ。体験は、もう始まっています」、ボイル監督は「サインはすでに、そこかしこに現れています」と、それぞれ意味深長な言葉を寄せ、本作が単なるホラー映画の枠に収まらない、観客参加型の“体験”であることを強く示唆している。
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