スーパー戦隊シリーズ最新作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(毎週日曜 午前9:30、テレビ朝日系)の第43話「決戦クオン!天使からの贈り物」が昨年12月に放送された。遠野吠とクオンの1年にわたる因縁の関係。クオンが吠を助けるという意外な結末を迎えた。クオンは退場するかと思いきや、まさかの“剣”に。クライマックスに入り、衝撃展開のオンパレードとなっている『ゴジュウジャー』。オリコンニュースでは、遠野吠/ゴジュウウルフ役の冬野心央、クオン/リングハンター・ガリュード役のカルマにインタビューを実施。見事に仲直りを果たした兄弟の熱い絆に迫った。

■衝撃の結末で2人の関係が修復 あの“伝説シーン”の思い出のトークも
――ついに兄弟の仲直りが実現しました。兄弟の対決シーンを振り返って。
【冬野】熱かったですね。特に変身解除して僕に思いを打ち明けて「もう何も変わりはしない」というクオンに、吠が「いいや、変わる」と言う。2人で組み合うシーンがすごく熱かったですし、印象に残っています。

【カルマ】最初の2人のシーンから1年ぐらい経ったかなぁ。僕は43話のためにクオンをやる、という気持ちでいた。たぶん『ゴジュウジャー』の中で吠で言うと1番の縦軸がクオンとの関係だった。クオン自体掴みどころのないキャラクターだったりしたんで、ようやく最後でいろんな本音を言えて、それをぶつけられてクオン的にはよかったなと思います。

【冬野】僕も全てぶつけられた感覚がありました。43話の最後は僕をかばって、その後に駆けつけてやり取りしたところはすごく印象的でしたし、愛を感じました。最後の最後でカルマさんから「弟が心央でよかった」と言ってもらえて。感情的なところだったので、手助けしてくださったんだなと思ってすごくうれしかったです。

――改めて2人の関係に迫っていきたいと思います。2人にとって欠かせないのが第15話「ストップ・ザ・ジューンブライド」で、テガジューンに乗るクオンがテガソードに乗る吠へ発した衝撃的なせりふ「結婚しようよ、吠!」かと思います。トレンドに入るなど、長く話題となりました。

【カルマ】やっぱり今でも理解できていないです(笑)。本当に何が正解かわからずに、セリフを言いました。めちゃくちゃ楽しそうに弟にプロポーズしてた(笑)。

【冬野】「結婚って…。付き合ってんのかよ?」というセリフもあって吠って純粋なんだなって(笑)。台本で読んでいましたけど、想像を超えていましたね。純粋に答えている吠も吠で面白いなと思いました。

【カルマ】あれが『東映特撮ファン大賞2025』の年間大賞に選ばれたら俺は謝るって決めてるから(笑)。でも、あのセリフは普段から特撮を見ない方々にも結構届いたと思います。「すごいこと言ったんでしょ」って、めっちゃ言われました(笑)。

――第33話「世界を選べ!究極最終剣!」では、吠と久光(クオン)のあったかもしれない世界が描かれました。

【冬野】あの時は幸せでした。お兄ちゃんもめっちゃ優しかったし、吠もノーワンワールドに行ってない世界線で邪念がない。演じて本当に楽しかったですし、そういう日常も確かにありだなって思いました。

――クオンと久光の演じ分けは、どのようなイメージで?

【カルマ】(冬野が)本当に弟のようになっている部分もあるので、割とその部分を出したに近いかもしれないです。気持ちの方はそっちに持っていって、あとはそれにセリフを乗せるみたいな感じで久光としては行きました。だからあの「ちゃんと久光お兄ちゃんって呼びなさい!」というセリフはちょっと言いづらかったけど(笑)。久光なのに、クオンの香りがしましたね(笑)。

【冬野】クオンの狂った笑顔じゃなくて、本当に優しい笑顔のお兄ちゃんでしたよ(笑)。

――第38話「ジャッジメント・リングハンター」の巌紅葉(演:小西遼生)も含めた3人同時変身のシーンも話題となりました。

【冬野】3人で歩くスピードを合わせるのが難しかったですが、あのシーンはカッコよかったですね。3人で同時変身はしているんですけど、吠のクオンに対しての敵対心や対抗心みたいなのは残りつつやっていました。そこに吠らしさが出たらなと思って。

【カルマ】僕自身、誰かと同時に変身するのが初めてでした。あと3人全部変身が違うのも、なかなかないことだと思います。ゴジュウウルフ、ユニバース戦士、ガリュードと変身音も違いますし。セパレートされていて、めっちゃかっこいいなって思いました。

■まさかの最後は“剣”に 1年間、兄弟の関係を見守ってきたファンへメッセージ

――改めて43話「決戦クオン!天使からの贈り物」の話を伺えれば。最後に“剣”になりましたが。

【カルマ】びっくりですよ。剣ですから(笑)。紹介の時も「クオン/剣 演:カルマ」でお願います(笑)。

【冬野】僕はうれしいです。まだ生きていることが。死んじゃうんじゃないかって思っていたので。

【カルマ】俺も「こいつは救えないだろ…」とずっと思っていた。まさか剣になるとは…。それをうれしそうにプロデューサーさんたちが話していたんですよ(笑)。

――放送直前のインタビューで冬野さんはカルマさんの大ファンで、食事に行く約束をしていましたが実現しましたか?

【冬野】何度かご飯に連れて行っていただきました。電話も結構させていただいています。恐れ多くて僕からは掛けられないので…。いつも掛かってくるとウキウキしています。

【カルマ】ご飯に誘うと絶対に来てくれるよね(笑)。

【冬野】どんな予定があってもこじ開けて行きます。

【カルマ】こちらも「今なら大丈夫そうだな」と思ったタイミングでしか誘わないけど(笑)。

【冬野】やっぱり最初はめちゃくちゃ緊張していたんですけど、カルマさんが本当にやさしくて、積極的に話しかけてくださって、ご飯に行けるまでの関係になりました。

【カルマ】本人にも言いましたけど、本当に弟だと僕は思っています。すごく共感できる部分もあります。寡黙だけど、すごく芯が強いんです。最初から思っていたけど、やっぱり1年かけて、より強く感じる部分がある。一緒にいて刺激ももらえます。たぶん今後の彼との関係で「ゴジュウジャーがきっかけだった」という話になると思う。長いお付き合いになると思います。

――最後に1年にわたって、吠とクオンの関係性を見守ってくれたファンにメッセージをお願いします。

【冬野】この2人の関係性は、人によってはちょっとつらく受け取ってしまうかもしれないし、楽しい、面白いというと受け取り方もできるし、いろんな受け取り方ができるような関係だったと思います。この1年を通して結果的に仲直りすることができて本当に良かったですし、ファンの皆さんも喜んでくれていると思います。この2人を応援してくれた方々にも本当に感謝しています。

【カルマ】1年間いろいろ暴れてしまいましたが、無事こうやって仲直りすることができました。たぶんハラハラドキドキさせすぎた部分がここ2人の関係に対しては多かったと思うんですけど、本当に最後まで期待してついてきてくれた皆様、本当にありがとうございます。でもこれからも『ゴジュウジャー』は続きますし、クオンも退場しているわけではございません。まだまだこれからクオンはクオンで盛り上がりますので『ゴジュウジャー』と共によろしくお願いします!

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