公開を迎え、鈴木は「撮影から公開まであっという間でした。
劇中では先生と生徒役のふたり。鈴木は、川口と最初に顔合わせをした日のことを、「透明感で透けちゃうんじゃないかというくらい目が綺麗なんですよね!」と回想し、川口も「愛理さんは、初めてお会いしたときから笑顔がかわいらしくて素敵なんです」と相思相愛ぶりを披露した。
撮影時にはいろいろな会話で盛り上がったという。劇中には登場しないシーンだが、鈴木が演じるえりこの自宅の部屋に川口が見学に来たときのエピソードを鈴木が回顧。「勉強の気持ちでえりこの部屋のBL作品を読み漁りました」と2人で役作りに取り組んだことを明かすと、「撮影の思い出はいっぱいあります!」と川口も応じ、2人の仲の良さが垣間見えた。
また本作撮影中の印象に残ったシーンとして、川口は「彼女の感情が爆発するシーンは難しかったです。母親に対して、素直になりたいけど、それが出来ない…そんな彼女の心情が痛いほどわかりました」と役作りで意識した点を語った。
続いて、塚本連平監督の演出について問われた鈴木は、「私はもともと監督の作品のファンで、出演が決まり、台本を読んだ時は『塚本監督の作品に出演させていただけるそんな人生があるんだ!』と驚きました。撮影ではあまりテイクを重ねず、シーンの鮮度を大切にされていて、その姿勢に役者として多くのことを学ばせて頂きました」と監督とのタッグを振り返った。
川口は母親役で共演した伊藤歩について、役での感情をあらわにする姿とは異なり、「待機時間は、ずっとご自身の学生時代のことを話してくださったり、悩みを問いかけてくださったりと本当の母親のような温もりを感じました」と、アットホームな雰囲気だった撮影の裏側を明かした。
そして、話題は鈴木の作詞・歌唱による本作の主題歌「ただいまの魔法」に。24日に配信が始まったばかりの同曲について、「私はエンドロールが終わるまでが映画だと思っていますので、それを主題歌という形で担わせていただくのは、今までにないチャレンジですし、同時に責任も感じました」と語った。
歌詞については「これまでの人生で、母からもらった大切な言葉を歌詞にしていきました」と告白。自宅で母に直接聴かせたそうで、「母に『いつもありがとう』と伝えたら、泣いていましたね。その意味で私と母の合作なんです!笑」と母娘の愛あふれる制作秘話に会場では涙する観客も見受けられた。
川口は「私は高校で上京しているので、人より早く親元を離れてしまったのですが、広島の実家で見守ってくれている両親を思い出します」と楽曲の感想をあらためて鈴木に伝えた。
最後に川口は「この映画を観て、悩みを抱える人が一歩を踏み出すきっかけになったらという思いでお芝居をしました」と万感の想いを伝え、鈴木の劇中での好きなセリフを引用して、「全ての方が自分らしく生きられる日々を願っています。映画館を出た後に、観客の方の足取りが少し軽くなってくれたらうれしいです」と感慨深い様子で話した。
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