オープニングムービーを経て、究極のアイドルを生成する研究所のビーカーを模したガラスケースがステージ中央から上昇。「IDOLIC」で幕を開けると「やっと会えたね、U:nity」とささやけば、ファンであるU:nityが灯す、魔法使いのステッキを模したライトスティック「IDOLICの魔法」の光に導かれるように中島が華麗に姿を現した。
スパンコールがきらめくマントをひるがえす姿は、さながら王子様のよう。ダンサーとともに序盤から会場を温めると、「俺と本気で愛情を交わす準備はできてる? 手を抜くことはありえないから。ラスト、最高に飾れんの?」と挑発的に呼びかけたかと思えば「このステージに中島健人として立てていることを本当に感謝しています。ここがきょう、世界で1番幸せな場所だと証明します」と、まっすぐに宣言する。
羽や星のオブジェで飾られたメインステージの左右には大型モニターが設置され、一瞬一瞬がカードのように“画”になる演出も中島らしい。「Mission」では“N'Junior”として参加したジュニア(阿達慶、千井野空翔、竹村実悟、鍋田大成、末永光、田仲陽成、松浦銀志、関翔馬)とともにシャツを破り捨て、鍛えられた肉体をあらわにするワイルドでSexyな演出で会場を沸かせるなど、多彩なステージが続いた。
後半には、不朽の名曲・少年隊「仮面舞踏会」のDNAを取り込んだというミステリアスな新曲「XTC」、さらに、さわやかな歌詞と壮大なメロディーが印象的なミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック TEAM JAPAN 公式応援ソング「結唱」と、異なる魅力を持つ新曲を繰り出す。そして“N'Junior”に中島が作詞作曲・振り付けを提供した「アイドルになった日」は、自身のジュニア時代を思い起こして制作した楽曲だという。阿達は「健人くんのように、いただいた愛を何倍にもして返せるように僕たちも頑張ります」と語り、後輩に中島の愛と想いが継承される瞬間を、1万5000人が静かに見守った。
毎公演替わりのゲストコーナーでは、中島が大ファンだという『遊戯王』風の演出で「極楽蝶の再会」が予告されると、出演ドラマ内で中島とともに“極楽蝶”として行動していた重岡大毅(WEST.)と岩本照(Snow Man)が完全シークレットでサプライズ登場。この日一番の歓声が会場を揺らす中、「BAD BOYS」を披露した。重岡は「ちょっと待ってくれよ、めちゃくちゃ楽しいやんけ!」と上機嫌で、岩本は「『Mission』があるから引きちぎる準備してきたのに…」と、自慢の筋肉を見せられなかったことを嘆き、笑いを誘った。
中島は「“けんしげひー”のために曲を作りました」と紹介し、三者三様の個性と絆が詰まったアップテンポな楽曲「スリーマンセル」をジュニアたちとともにノリノリで初披露。興奮冷めやらぬ中、中島と重岡が岩本のために大阪万博で購入したクウェートパビリオンのTシャツや、中島が2人に宮島のお土産として贈った大きなしゃもじの話題など、和気あいあいとしたトークも展開された。ここまで究極のアイドルとして360度、隙のない姿を見せてきた中島だが、親友2人の合流により、屈託のなく笑い転げる無邪気さものぞかせ、会場にはより“尊い”空気が漂った。
ラストスパートの「JUST KENTY☆」では、星のオブジェに乗った中島がフライングし、星を降らせながらアリーナを横断。自らが“一番星”となり、誰かを輝かせたいという信念を体現する。アンコールでは「CANDY~Can U be my BABY~」で再び重岡と岩本が登場し、ライトスティック型の大きなバルーンを手に、ぬいぐるみ「おけんとさま」の等身大着ぐるみも加わる中、にぎやかにフィナーレを彩った。
熱い「けんと」コールに包まれたダブルアンコールでは、ソロとして歩み始めてからの葛藤を吐露。「いろんな出来事、紆余曲折がありました」「どうしたら理想や夢を形にできるのか、毎日考えていました」と語り、支えとなったのがU:nityの存在だったと明かした。
昨年末の事務所合同カウントダウンコンサートには、唯一ソロアーティストとして参加。
“革命前夜”と位置づけた「IDOLIC」では、観客のスマートフォンでの撮影を解禁。それでも鳴り止まない「けんと」コールに応え、トリプルアンコールではSexy Zone時代の「君だけForever」を、自らの歴史を静かに抱きしめるようにスタンドマイク1本で歌い上げた。「愛のあふれる未来でまた会いましょう」とステージを去っても解けない魔法として約束を残して、終幕。全4公演で計6万人を動員した。


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