動画配信サービス「Netflix」は27日、都内で配信予定作品を紹介するラインナップ発表イベント「Next on Netflix 2026」を開催した。本記事では、イベント内で発表されたアニメ作品(順不同)を紹介する。

 イベント冒頭、Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデントの坂本和隆氏は、「Netflixは、世界中のファンが日本の多彩なアニメと出会える場所を目指してきました。現在、世界のメンバーの50%以上(約3億人)がアニメを視聴しており、Netflixをきっかけに日本のアニメと出会うことが日常になっています」と語った。

 そして2026年を、アニメの制作体制と環境をより強化する年と位置づけ、「日本を代表するクリエイターやスタジオとの連携を一段と深め、ジャンルや慣習にとらわれない新たなアニメ制作に挑戦していきます」と意気込みを示した。

 その象徴的な取り組みとして、アニメスタジオ「MAPPA」との戦略的パートナーシップ締結を改めて報告。MAPPAの制作したアニメ作品の世界同時配信を通じて、作品をリアルタイムで世界へ届ける体制を強化していくという。さらに、これまでスタジオが担ってきた創造の現場に深く敬意を払いながら、「心揺さぶるストーリー作りから、世界中のファンに届くグッズ制作に至るまで、共に新たなプロジェクトに取り組んでいく」と語った。

■初解禁&注目の新作アニメ

★初解禁:アニメシリーズ『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』(7月より世界独占配信)

 京都アニメーションの最新作。蒸気機関のみが異常発達した20世紀初頭の京都を舞台に、夢と喪失を抱えた少年少女の出会いを描く。監督の太田稔は「本作の魅力は美術背景です。本来、美術背景はキャラクターより前に出てはいけないものですが、今回はあえて美術背景の存在感を高めました。美術とキャラクターが互いに高め合う画面作りができた」とコメント。解禁となったビジュアルからも印象派絵画を思わせる挑戦的な美術背景と緻密なアニメーション表現の一端がうかがえる。

★キーアート・配信日解禁:Netflixシリーズ『刃牙道』(2月26日より世界独占配信)

 累計発行部数1億部を超える格闘漫画「刃牙」シリーズ(秋田書店)の最新作。本作で描かれるのは、勇次郎との史上最大の親子喧嘩を終えた範馬刃牙(CV:島崎信長※崎=たつさき)の姿。退屈な日常を過ごしていた刃牙だったが、強き者に焦がれる徳川光成による“神に背く”大実験により、最強の象徴(シンボル)・宮本武蔵(CV:内田直哉)が現代に蘇る。

■配信中・配信予定の話題作

★アニメシリーズ『炎炎ノ消防隊 参ノ章』第2クール(日本独占配信中)

 原作は「週刊少年マガジン」(講談社)連載の大人気作。舞台は何の変哲もない人が突如燃え出し、炎の怪物“焔(ほむら)ビト”となる現象に人々が怯える世界。幼少期に巻き込まれた火事を理由に“悪魔”と呼ばれる少年・森羅 日下部(CV:梶原岳人)は、ヒーローを目指し炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊に入隊。仲間たちと共に“焔ビト”との戦いや世界の大いなる秘密の解明に挑む。最終章となる参ノ章で、世界を守るヒーローと消防官たちの最終決戦が描かれる。

★Netflixシリーズ『プリズム輪舞曲』(世界独占配信中)

 『花より男子』の神尾葉子が原作、キャラクター原案、脚本を手がける完全新作アニメ。舞台は1900年代初頭のロンドン。日本からイギリスに渡った一条院りり(CV:種崎敦美※崎=たつさき)や、大貴族の息子で天才画学生だがマイペースで若干トラブルメーカーなキット・チャーチ(CV:内山昂輝)ら、セント・トーマス美術学院で学ぶ若者たちの物語が展開する。

★Netflix映画『超かぐや姫!』(世界独占配信中)

 日本最古の物語『かぐや姫』×豪華ボカロPで贈る、まだ誰も見たことがない「かぐや姫」の物語を描いた、新時代の音楽アニメーションプロジェクト。夢と希望に満ちた仮想空間”ツクヨミ”を舞台に、数々のステージが圧巻の映像クオリティで描かれる。主題歌を含む劇中歌には、ボーカロイド・初音ミクによる「メルト」のヒットで音楽界に衝撃を与えたryo (supercell)を筆頭に、kz(livetune)、40mP、HoneyWorks、Aqu3ra、yuigotとそうそうたる"ボカロP"が名を連ね、物語を音楽で彩る。

★Netflixシリーズ『BEASTARS FINAL SEASON』Part2(3月より世界独占配信)

 肉食獣と草食獣が共存する世界を舞台に、悩めるハイイロオオカミの青年・レゴシ(CV:小林親弘)が種族間の違いに葛藤しながら成長していく"動物版青春ヒューマンドラマ”の最終章。ある理由で学園を去り、社会へ出て新たな生活をスタートさせたレゴシの姿とともに、彼らに迫る裏社会の凶悪犯メロン(CV:沖野晃司)の暗躍が描かれてきたが、Part2では、見せかけの平穏は破られ、レゴシの初恋相手ハル(CV:千本木彩花)にもメロンの牙が迫る。レゴシを“なんだかんだで”気にかける先輩ルイ(CV:小野友樹)と共に、レゴシはメロンに立ち向かうべく、それぞれの舞台で行動を開始する。

★アニメシリーズ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』(3月19日より独占先行配信)

 1986年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載を開始して以来、世界中で絶大な人気を誇る荒木飛呂彦による『ジョジョの奇妙な冒険』。過去のアニメシリーズを手がけたスタッフが集結し、最強の布陣で挑む本作は、19世紀末のアメリカを舞台に、人類史上初の乗馬による北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」を描いた物語。元天才騎手でありながら半身不随となった主人公ジョニィ・ジョースター(CV:坂田将吾)は、優勝を目論む謎のアウトロー、ジャイロ・ツェペリ(CV:阿座上洋平)と出会い協力関係を結び、共に北米大陸を横断する過酷な冒険(レース)に挑む。

 本作の制作では、アニメでは難しいとされる”馬”の表現に挑戦。監督らは実際に馬に乗り、馬の動きを徹底的に研究。また、蹄(ひづめ)や馬を撫でるような繊細な音までをも収録し使用するなど、長く壮大なスケールの物語を臨場感をもって表現することにこだわりぬいたアニメーションは必見だ。

★『氷の城壁』(4月3日より世界配信)

 LINEマンガ累計閲覧数1.6億回突破(2025年8月末時点)、コミックスの累計発行部数194万部超え(電子版含む2025年8月末時点・集英社ジャンプ コミックス)の阿賀沢紅茶による同名漫画が原作。人と接するのが苦手で、他人との間に壁を作ってしまう高校生・氷川小雪(CV:永瀬アンナ)。幼なじみの安曇美姫(CV:和泉風花)以外誰ともつるまず、静かに日々を過ごしていた。そんな彼女の前に、なぜかぐいぐい距離を詰めてくる男子・雨宮湊(CV:千葉翔也)が現れて…。青春のすれ違いが織りなすもどかしい“青春混線ストーリー”。

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