2000年に発生した地下鉄脱線事故を背景に、1通のラブレターから始まる実話を映画化した『人はなぜラブレターを書くのか』(4月17日公開)から、エモーショナルな場面写真12点が一挙解禁された。

 本作は、2000年3月に起きた地下鉄事故で亡くなった青年・富久信介さんと、彼に密かに想いを寄せていた少女の記憶を軸にした物語。
通学電車の中でだけで会える、名前も知らず、話したこともない淡い恋が、不慮の事故によって突然終わりを迎えた。時を経て2020年、かつて信介さんが通っていたボクシングジムの大橋秀行会長のもとに、当時の少女からの手紙が届いたことをきっかけに、知られざる青春の断片が明らかになっていく。

 石井裕也監督がメガホンを取り、主演の綾瀬はるかをはじめ、當真あみ、細田佳央太、妻夫木聡、菅田将暉、佐藤浩市ら豪華キャストが集結。実話を基にした感動作として注目を集めている。

 今回解禁された場面写真では、現代のナズナ(綾瀬)が深夜に手紙をしたためる姿や、高校時代のナズナ(當真)と当時ひそかに想いを寄せていた信介(細田)の瑞々しい瞬間を収めたカットが公開。

 さらに、息子を亡くした父・隆治(佐藤)と母・晴子(原日出子)が手紙を通じて再び前を向こうとする姿や、ボクシングジムで汗を流す信介と先輩・川嶋(菅田)のトレーニングシーン、信介の訃報を聞き、焦燥感を隠せない川嶋とボクシングジムの会長・大橋秀行(音尾琢真)など、物語の重要な場面が切り取られている。

 現代のナズナが夫・良一(妻夫木)と浜辺を歩く穏やかな表情のカットも公開され、なぜ彼女が長い年月を経てラブレターを書いたのか、その背景に関心が集まりそうだ。

 本作のモチーフとなったのは、2000年3月8日に帝都高速度交通営団(現:東京メトロ)日比谷線において、恵比寿駅から中目黒駅に入線しようとしていた列車がカーブで脱線し、対向列車と衝突した鉄道事故。死者5名、負傷者64名(2000年10月26日付の事故調査検討会報告書では63名)を出した事故で、社会に大きな衝撃を与えた。映画では、事故を直接描くだけでなく、残された人々の時間と再生の物語が丁寧に紡がれる。
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