俳優の浜辺美波が6日、都内で行われた映画『ほどなく、お別れです』初日舞台あいさつに登壇した。浜辺とともに主演を務めたSnow Man目黒蓮は『SHOGUN 将軍』撮影のため不在。
イベントでは目黒からの手紙が三木孝浩監督によって代読された。

 遺族の希望に沿って故人に合った葬儀を提案し、全ての手配と進行(葬儀の段取り、会場設営、式の進行など)を執り行う仕事“葬祭プランナー”を題材とした今作は、長月天音氏のデビュー作『ほどなく、お別れです』から始まる「ほどなく、お別れです」シリーズ(小学館文庫)の実写化となる。

 就職活動全敗の末に、葬儀会社「坂東会館」にインターンとして入社した新人葬祭プランナー・清水美空を浜辺、美空をスカウトし厳しく指導する葬祭プランナー・漆原礼二を目黒が演じる。

 目黒は今作の共演者への感謝を述べるとともに「作品に参加させていただいて思うこと、その場にいたら伝えたかった自分の思いをお手紙になりますが、伝えさせてください」とし、「僕たちは必ずお別れをします。そんな時に、ご自身やご家族の方としっかり向き合ってくださる葬祭プランナーという職業があること、希望が込められたお別れの儀式が存在することを知っていただきたいです」と真摯なメッセージ。

 そして「誰もがいつか経験するお別れの日に、1人でも多くの人がいつかのための希望を持てる、お守りとしてこの作品を繋げていけたら」と作品に込めた想いを打ち明けた。浜辺は「目黒さん、カナダからすてきなお手紙をありがとうございます。誠実なお人柄がでていて、その人柄が漆原さんという役にも作品にも反映されているんだな、としみじみ感じました」と感激していた。

 この日は志田未来、西垣匠、永作博美、夏木マリ、三木監督が参加した。

■目黒蓮手紙全文

舞台あいさつにお越しくださった皆さま、ありがとうございます。目黒蓮です。そして、浜辺さん、志田さん、西垣さん、永作さん、夏木さん、監督にも本当に感謝しています。
この作品に参加させていただいて思うこと、その場にいたら伝えたかった自分の想いをお手紙になりますが、伝えさせてください。

今回この作品に参加して一番感じたことは、命の尊さ、今生きていられることの奇跡です。この作品に出会う前から僕は死んだ後どうなるのか、もし死後の世界があるとすると、大切な人と待ち合わせ場所を決めて約束したいということを考えることがありました。

死というものは非現実的なイメージですが、実際は全ての人にとって現実にあるもので、逃れられません。だからこそ、自分や誰か大切な方との別れで、少しでも悲しみが減るような希望を持てるような考えを持つことが救いになるのかもしれないと思っています。

この作品は悲しみだけじゃない、いつかの希望になる物語だと思います。僕自身、悲しい別れを経験したことがあります。悲しくてどうしようもない気持ちになっても、実際にこの作品が希望になったお別れもありました。

お別れの前にかかわった時間や、その方がどう生きてきたかを思い出したり、またいつかどこかでお会いできるまで、自分自身悔いなく生きようと思ったし、色々な方法で命をつないでいくことができると思っています。

僕たちは必ずお別れをします。そんな時に、故人さまやご遺族の方としっかり向き合ってくださる葬祭プランナーという職業があること、希望が込められたお別れの儀式が存在することを知っていただきたいです。

お葬式というものを結婚式のように楽しみにするのはやっぱり難しいですが僕は美空や漆原、板東会館のような愛を込めて作ってくれる最後のお別れの場所があると思うと、少しだけ希望と温かい気持ちになれます。


この映画を見てくださる方、見てくださった方の中には悲しみの中にいる方がたくさんいると思います。作品を見ていろんな感情を持つと思います。いろんな涙を流すと思います。

だけどその中に少しでも希望や、暖かい感情が生まれればいいなと思っています。公開終了まで『ほどなくお別れです』をどうかよろしくお願いします。誰もがいつか経験するお別れの日に、1人でも多くの人がいつかのための希望を持てる、お守りとしてこの作品を繋げていけたらと思います。

だけど、ひとまずは、今この瞬間、ここにいる皆さん、一緒にいられることを楽しんでいきましょう!何でもない、だけど奇跡で特別な日を、めいっぱい楽しみましょう。今日は本当にありがとうございました。

目黒蓮
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