内山拓也監督の最新作『しびれ』が、現地時間12日に開幕する世界三大映画祭の一つ「第76回ベルリン国際映画祭」パノラマ部門で上映される。映画祭期間中(22日まで)、ドイツ・ベルリンの街中に掲出される新たなポスタービジュアルが公開された。


 『佐々木、イン、マイマイン』(2020年)、『若き見知らぬ者たち』(24年)などで若者の葛藤と青春を描いてきた内山監督。本作は、監督の故郷・新潟を舞台に、居場所とアイデンティティを模索する少年の20年間を自伝的な視点で描くオリジナル作品で、10年以上にわたり構想を温めてきた脚本が結実した。

 主人公・大地を演じるのは北村匠海、その母・亜樹役には宮沢りえが出演。解禁されたポスタービジュアルでは、冬の新潟特有の鉛色の空の下、寄り添いながら前を見つめる親子の姿が印象的に切り取られている。白地に黒の英題「NUMB」に対し、亜樹のルージュや“しびれ”の日本語タイトル、ベルリン国際映画祭のロゴの“赤”が際立つデザインで、アートディレクションは上西祐理、撮影は写真家のトヤマタクロウが担当した。

 ベルリン国際映画祭のパノラマ部門は世界中から良質の作品を幅広いジャンルで集めた部門。期間中6回の上映が予定されており、15日のプレミア上映は862席を誇る会場ウラニアで開催される予定。孤独な少年が“大きな愛”を知るまでの20年を描く本作が、世界三大映画祭の舞台でどのような反響を呼ぶのか注目される。映画『しびれ』は2026年全国公開予定。
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