俳優・田口トモロヲが26日、大阪市内で自身が監督を務めた映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』(27日公開)の舞台あいさつを行った。


 田口にとって10年ぶりとなる監督最新作。1978年を舞台に、その後の日本の音楽シーンに大きな影響を与えた若者たちのムーブメントを描く。脚本は、宮藤官九郎氏。出演は、峯田和伸、若葉竜也、吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗ら。

 大阪に登場した田口は「あれ?きょう峯田くんは?若葉くんは?どこかに隠れてるでしょ。吉岡さーん。宮藤くーん」と呼びかけ、返事がないと知ると「本当に僕1人ですね。僕1人しか来なくて申し訳ありません」と笑わせた。

 また、この日朝には、関西のご長寿番組『よ~いドン!』に生出演しており、「円さんの洗礼を受けさせていただいた」「大阪の重鎮に囲まれちゃって最後までトイレを我慢するしかないと思った」とユーモアを交えた。

 さらに「円さんが本作を観て『すごく面白かった。若い時を思い出して身体が熱くなって興奮した』と放送外で言ってくれた」と明かし、「てっきり番組でその熱を語ってくれると思ったら、番組が始まったら一切言ってくれなかった」と笑わせながらも、「すごく面白かったと言ってもらえてうれしかった」と語っていた。

 映画の劇中のキャラクターは、自分たちの音楽を、自分たちの手で届けようと、「D.I.Y.」のスピリットで音楽業界に風穴を開ける。
メジャーしかなかった時代にインディーズというスタイルを生み出し、自主レーベルを立ち上げ、着席が常識だったライブにオールスタンディングを導入し、数多のバンドが集うロック・フェスを開催するなど、いまや当たり前となったカルチャーの原点を築いた。

 タイトル通り「自分の音を鳴らせ。」というメッセージが込められている。田口は「僕が今の若者だったらYouTuberになってる。物理的にすごく恵まれてるけど、気持ちはこの頃の人達と一緒で、物質的なことだけが違うんだと思ってます。だからこそ、この映画は今の人達にも伝わるんじゃないかと思ってます」と語り、「こんなに自由な時代があったんだ。自分は自分でいい。個人個人が違ってて、いいんだという考え方がこの時代にあったことが伝わるとうれしいです」と呼びかけた。
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