俳優の吉田美月喜、香椎由宇が4日、都内で行われた『GEMNIBUS vol.2』の完成報告会に参加した。

 東宝が展開する才能支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」。
その取り組みの1つとして複数の新鋭監督による短編作品を一本の映画として編み上げるオムニバス企画『GEMNIBUS』が誕生。2024年6月に4人の気鋭監督による4本の短編映画が集結し「GEMSTONE Creative Label」初の劇場公開となった映画『GEMNIBUS vol.1』が公開となった。2週間限定公開ながら満席が続出。盛況を受け、上映延長した。その反響を受け、第2弾『GEMNIBUS vol.2』が3月6日から1週間限定公開。本作にラインアップされたのは、ロードムービー、SF、ホラー、サスペンス、アニメーションなど、ジャンルも表現手法も異なる6人の新鋭監督による珠玉の傑作選となる。

 『顔のない街』は、2023年に集英社「少年ジャンプ+」編集部と東宝が共同開催した「東宝×ワールドメーカー短編映画コンテスト」にて大賞を受賞した『顔のない街』を原案とする短編映画作品。監督・脚本は、短編映画プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS』にも参加した新鋭・村上リ子氏。主人公・ミサを演じるのは、『ルックバック』で注目を集めた俳優・吉田美月喜。さらに、フェイスクリニックの院長役として香椎由宇が出演。実力派俳優たちによる、不穏な緊張感が漂うSFサイコロジカルホラー作品となる。

 舞台は近未来の日本。
顔を自由に変えられる時代、同じ顔をした人々が街にあふれる社会。“ナチュラルの顔”で生きる大学生・ミサ(吉田)は、自身の鏡に謎の×マークが描かれていたことをきっかけに、不穏な違和感と不安に飲み込まれていく。やがてミサはレイ院長(香椎)の経営する有名クリニック「レイ・フェイス・クリニック」の扉を叩き、顔を変えるという選択に向き合うが…。

 吉田は「今回のこの作品は、もちろんフィクションとして、SFとして描いてはいるんですけれども、やっぱり観てくださった方もたぶん感じるだろうなっていうのが世界が今後こうなっていく未来が見えてしまうっていう。怖いことではあるんですけど、その時代に逆らうことはなかなか難しいのかなって。技術もいろいろ発展していく。そういう中で自分らしさとか、私たち自身が1人の人として、どうその社会と向き合って、自分がどういう選択を取っていくかを考えさせられるなって思いながら作品を撮影してました」と振り返る。

 香椎も「本当に今の時代にぴったりな作品だと思っていて。SNSだったり、ルッキズムで自分をどう表現するかをあまりにも真面目に考えすぎてしまっている人が多いなと思っているんです。1度、本当にこのままでいいの、こうなっちゃうかもしれないよ、というのをこの作品を通してもう1度考えてほしい。自分らしさだったり、自分であることは大変かもしれないけど、大事なことだよっていうのを今1度考えてほしいなと思いました」と呼びかけていた。

 この日は、森七菜、黒川想矢、黒島結菜、西野七瀬、本郷奏多、西垣匠、山崎天(櫻坂46※崎=たつざき)、増田彩来監督、大川五月監督、村上リ子監督、西山将貴監督、関駿太監督、土海明日香監督も参加した。
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