米ロサンゼルスのドルビー・シアターで現地時間15日(日本時間16日)、世界最高峰の映画賞「第98回アカデミー賞」授賞式が行われ、日本作品として初めてメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた映画『国宝』は、惜しくも受賞を逃した。

 今回、メイクアップ&ヘアスタイリング賞には、京都出身のカズ・ヒロ氏率いる『スマッシング・マシーン』もノミネートされていたが、結果としてNetflixで独占配信中のギレルモ・デル・トロ監督jによる映画『フランケンシュタイン』が受賞した。


 授賞式には、『国宝』チームから豊川京子氏(ヘアメイク・69)、日比野直美氏(歌舞伎化粧・63)、西松忠氏(舞台面床山・64)、中村鴈治郎(歌舞伎指導&出演・67)、李相日氏(監督・52)が登壇。惜しくも受賞には至らなかったものの、日本映画や歌舞伎の現場を支えてきた職人たちの技術が世界の舞台で高く評価されたことには変わりない。

 本作は、任侠の家に生まれながら歌舞伎の世界に飛び込んだ主人公・喜久雄(吉沢亮)と、名門の跡取り・俊介(横浜流星)が芸の道に人生を捧げる姿を描いた作品。挫折や嫉妬、裏切りを乗り越えながら芸を極めていく鬼気迫る演技が話題を呼び、昨年6月の公開後、実写邦画として歴代トップの興行記録を22年ぶりに更新。観客動員1439万人、興行収入203億円を突破する歴史的大ヒットを記録している。
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