上映会場となった映画館アラモ・ドラフトハウス・サウス・ラマーの4番シアターは満席となり、コアなホラーファンや現地メディアが詰めかけた。
本作は、霊媒師として怪現象の謎に挑む主人公・愛里(穂志)を中心に、予測不能な恐怖に翻ろうされる人々の姿を描くオリジナルホラー。賀来は洋館オーナーの息子・群治役として出演しつつ、プロデューサーとして企画をけん引した。さらに、稲垣来泉、吉岡睦雄、正名僕蔵、木村多江らが出演している。
上映が始まると、恐怖シーンでは悲鳴が上がり、作り手の狙いを理解して笑いが起こるなど、観客の鋭いリアクションが会場を包んだ。
上映後、賀来は「選ばれたことが本当にうれしかったですし、オースティンという場所もSXSWへの参加も初めてでしたが、この場所が持つエネルギーに圧倒されました。プロデューサーとして、自分たちが面白いと信じてゼロから作ってきたものが、こうしてアメリカの観客に届き、彼らの笑いや悲鳴といったリアルな反応を肌で感じることができた。その瞬間を一緒に体験して、ようやくこの映画が完成したんだと実感しました。この熱量をそのまま日本に持ち帰りたいです」と、喜びを語った。
穂志も、「日本とは反応が全然違って、まさかあんなに笑いが起きるとは思わなかったです。日本では笑いが起きないようなシーンでもリアクションがすごくダイレクトに返ってきて、それが演じた身としてもすごく新鮮で面白かったです。
ボイル監督は「SXSW、特にこのミッドナイター部門に集まる観客のエネルギーは本当に特別です。自分たちが信頼し合って、情熱を注いで作り上げてきたこの作品を、この最高の観客を前に、このチームのみんなと一緒に披露できたことを、心から光栄に思います」と、語った。
観客からは絶賛の声が相次ぎ、「予測不能で最後まで好奇心が刺激された」「ホラーに加えミステリーやスリラーの要素もあり、ジェットコースターのような感覚だった」「最後にすべてがつながる展開に鳥肌が立った」などの感想が聞かれたという。
米大手レビューサイト「Rotten Tomatoes」では、プレミア直後の初期スコアが100%を記録。すでに決定している米配給会社XYZ Filmsによる海外展開にも弾みをつけるワールドプレミアとなった。日本では6月5日に公開予定。
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