5月27日に発売される劇場アニメ『ひゃくえむ。』のBlu-ray特装版の特典詳細が発表された。
Blu-rayボックスは原作・魚豊氏の描き下ろしイラストが飾り、映画制作の最初期に作られたパイロット版映像、70分超えのメイキングドキュメンタリーが収録される。

 魚豊氏による描き下ろしのボックスは、スタート直前のトガシの迫力ある姿が描かれている。デジパックケースには、キャラクターデザインの小嶋慶祐氏が描き下ろした、メインキャラ6人の臨場感あるイラストが横幅いっぱいに使用されている。

 パイロット版映像は、本作の劇場版制作の前に、ロトスコープと陸上の相性を確かめるクリエイティブテストとして制作されたもの。本映像では、主人公のトガシ・小宮の2人が登場。競技場内への入場、走る直前の動作、そして100mレースの開始を描いており、音楽も劇場版を手掛けた堤博明によるパイロット版用オリジナル楽曲が使用されている。映画本編の高校全国大会決勝の約3分40秒のワンカットシーンにも繋がっていく貴重な初期映像となる。

 また、同じく映像特典には70分を超えるメイキングも収録される。実写撮影からアニメーション制作、音響作業まで、本作の各セクションの制作を追いかけた映像で、構成・編集は映画本編も手掛けた宮崎歩が担当。あわせてタイトルが「ひゃくえむ。メイキングドキュメンタリー ―真剣(ガチ)になるため―」であることも発表された。

 他にも追加映像特典として、キャスト対談映像や監督インタビュー、そして30秒程度の本編未公開カットが収録される。


 Blu-ray&DVDと同日発売となる、『ひゃくえむ。』オリジナルサウンドトラック12inchアナログレコードの法人別特典の絵柄も解禁された。特典には、メガジャケや、アクリルコースター、レコード型キーホルダーなど、デザイン性に加えて実用性の高いアイテムがラインナップされている。レコードは、2025年9月にリリースされたサウンドトラックCDの中から13曲を厳選し、本作のために新たにマスタリングを行った特別盤。レコードならではの温かさや、臨場感を持ったサウンドで楽しむことができる。限定数での生産。

 さらに、 アクリルスタンドシリーズ、第二弾(全9種)が4月2日に発売される。勢いよく走る高校生時代のトガシと小宮に加え、公開100日記念で解禁された小学生時代のトガシと小宮のイラストも登場。小学生時代の2人のアクスタ化は今回が初となる。

 『ひゃくえむ。』設定資料集の通信販売が3月27日から開始されたほか、本作のアニメーション制作のロックンロール・マウンテンが自ら手掛けた「原画集」も4月下旬に発売される。368ページの大ボリュームを予定しており、映画の幅広いシーンの原画をこの一冊で堪能することができる映画ファンに向けた決定版商品となっている。
また、「デジタルメイキング」の同時発売も決定。3分40秒にわたる雨のワンカット決勝シーンで使用された10,000 万枚以上の素材を収録しており、制作の舞台裏に迫る貴重な内容となっている。

 本作は、『チ。―地球の運動について―』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した魚豊氏の連載デビュー作が原作。陸上競技の世界で、「100メートル」という10秒に満たない一瞬の輝きに魅せられた者たちの狂気と情熱を描いた物語。「心が熱くなる」「スポーツ漫画で感じたことない感覚」と多くの共感と驚きを呼び、完結後も熱狂的な人気を集めている。

 監督は、長編1作目の『音楽』で「アニメ界のアカデミー賞」と名高い米アニー賞ノミネートをはじめ、国内外の多数の映画賞で高い評価を受ける気鋭のクリエイター・岩井澤健治氏が手掛けた。声の出演には、生まれつき足の速い“才能型”のトガシを松坂桃李、トガシとの出会いから、100mm走にのめり込んでいく“努力型”の小宮を染谷将太。さらに、「100m」の熱き世界で主人公のトガシと小宮を取り巻くキャラクターに内山昂輝津田健次郎ら総勢12人の豪華声優陣が命を吹き込んだ。主題歌はOfficial髭男dismの書き下ろし曲「らしさ」。メンバーが原作に感銘を受けたことからコラボレーションが実現し、最大の熱量で作品を彩った。

 公開からまもなく7ヶ月目に突入する現在も、興行収入7.9億を突破し、ロングラン上映が続いている。
第49回日本アカデミー賞アニメーション部門優秀賞を受賞した。
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