昨年3月には、米ロサンゼルスのウィルターン・シアターでコンサートを開き、2日間で5000人の地元ファンを熱狂の渦に叩き込んだ。そして今年、現地時間3月31日のロンドン公演より、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドと続くワールドツアーをスタートした。初日のロンドンはキャパ5000人のO2 Academy Brixton。レディオヘッド、ローリングストーンズ、フーファイターズ、コールドプレイなどがステージを踏んだ由緒あるコンサートホールだ。高中正義は1975年サディスティック・ミカ・バンドのメンバーとしてウェンブリー・アリーナのステージに立った以来、なんと51年ぶりのロンドンでの大舞台となった。
ワールドツアーはすべてソールドアウト。レコード会社の担当者にもUK、USのレーベル担当からチケットが取れないものかと問い合わせが殺到しているが、どうにもならない状態だという。
高中は、天才高校生ギタリストとしてそのキャリアをスタートし、フライド・エッグ、サディスティック・ミカ・バンドのメンバーとして不動の地位を築く。サディスティック・ミカ・バンドとしてロンドンのウェンブリー・アリーナでのコンサートまで実現したのち、1976年にソロギタリストとしてデビュー。日本のフュージョン・ブームを牽引しつつ、井上陽水、矢沢永吉、ナラダ・マイケル・ウォールデンなどとの共演も果たした。
過去作のLPのリイシューも海外で飛ぶように売れている。今回のツアーに合わせて開催されているニューヨークのポップアップでは、今回のために用意したカラーLPが開店3時間でソールドアウト。デジタル配信などもUK、 USでの実績が日本を上回り始め、サブスクリプションの全再生数の90%以上がUS、UKを中心とした海外再生という事態に。しかもユーザーのほとんどが10~20代の世代であるという。単にシティポップのブームの一種とでは捉えきれない大きな波がきていると言えそうだ。
今回のワールドツアーを踏まえて『WORLD TOUR FINAL - 凱旋帰還』と題した凱旋公演も5月8日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで予定されている。
3月31日に開催されたロンドン公演のセットリストが公表され、そのプレイリストも公開された。世界に向けて突き進む72歳のギタリストの勢いは止まるところを知らない。


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