俳優の高畑淳子(71)、剛力彩芽(33)、水野勝(35)、藤原紀香(54)、三田佳子(84)、タレントのLiLiCo(55)、香月秀之監督(69)が4日、都内で開催された、映画『お終活3 幸春! 人生メモリーズ』(5月29日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。

 映画上映前に行われたこの日の舞台あいさつの司会進行を務めるのは、本作にも出演するLiLiCo。
シリーズもいよいよ3作目を迎えたということで、「誰がこの日を想像していたでしょう」と笑う高畑に対して、LiLiCoも「わたしは一作目が大好きで。いろんな媒体で褒めていたら、二作目に出ることができたんです。今回、三作目にも出ることができて、すごくうれしいですね」と笑顔を見せた。

 夫役の橋爪功との共演について高畑は「やはり橋爪さんあってこその『お終活』だと思っております」と切り出しつつも、「やはり夫婦げんかのところはとても評判がいいですね。ご飯を食べながら、ご飯粒を飛ばしながらけんかするっていうのは快感です」と笑ってみせた。

 また本作では真一(橋爪)の元部下の加藤(小日向文世)と、認知症を患った加藤の母、豊子(三田)が登場する。「小日向さんとは親子なんでね。本当にこの息子はかわいいなと思っていましたし、彼もわたしのことをお母さんだと思って仕事をしていたんですけど、気付いたら小日向さんは70歳くらい。わたしとひとまわりくらいしか変わらないんですよね」とぶちまけて会場は大笑い。「でも小日向さんは優しい方ですし、お芝居も上手な方ですから。楽しかったです」と笑顔で振り返った。

 また完成した作品について「ものすごく評判が良くて。
お母さんに会いたくなったと言われることもあり、良かったなと思っています。わたしも84歳。もうすぐ85ですから、いい作品に参加できたなと今、しみじみと思っています」とかみ締めるように語った。

 そんな三田と高畑は本作が初共演。「最初はやはり三田佳子だ!と思ってビビりましたよ。でもお芝居をしているうちに自然と忘れていきましたね」と高畑が振り返ると、三田も「役どころからしても、主人公とゲストが全然交流できてないと、映画そのものが面白くならないですから。今回は心が通じ合ったんで良かったです」と笑顔を見せた。

 一方の剛力も「本当に両親2人のけんかを見ると、お母さんとお父さん何やってるの?って思って安心するというか。そこは変わらないですね」と振り返りつつも、本作では大原家の娘・亜矢(剛力)と、涼太(水野)がいよいよ結婚に向けて大きな準備がはじまることとなる。「亜矢としてはシリーズ第1作で涼太との出会いがあって、そして今回はポスターにもあるようにウエディングドレスを着るところまで行き着くわけですが、でもそこからいろんな葛藤や思いというものが出てきて。本当に今作はいろいろと詰まっているなというのを実感しています」としみじみ。

 水野も「剛力さん演じる亜矢とは、これからいろいろと育んでいくうちに、自分たちもお父さん、お母さんみたいな感じでけんかする日が来るのかなと。
今回はそういうことも想像できるような作品になったなと思います」と語ると、「現場では、高畑さんが『涼太さん!』と呼びかけてくれるんで、ここに戻ってきたな、という感じがしていて。本当の家族のように感じています」と話した。

 そして真一も常連客として通うスナックのママ、カオリを演じる藤原は、劇中でカオリが披露する格言について「私自身も台本を読むときドキドキするぐらい格言が楽しみになってきているんです。今回の格言もなるほどな、とうなずけるような。大好きな格言でしたね」と述懐。さらに常連客のひとりである山田一夫を演じる石橋蓮司について「石橋蓮司さんに手を包まれるシーンがあったんですけど、意外だったんですけど、手が柔らかくて!赤ちゃんみたいな、すごくいいフワフワ感でした」と明かし、会場を笑わせた。

 イベント終盤、高畑が「難しい映画ではございませんし、見終わった後に、あ、お母さんも連れてくればよかったなとか、あの人にも見せたかったな、という気持ちになるような映画ではないかと思っております。最近は映画に行くのも難しくて、ネットで申し込まないといけないというところはありますが、そういう身近な高齢の人を誘って、映画館に行っていただけたらうれしいなと思っております」とメッセージ。

 香月監督からは、コロナ禍で公開され、苦戦を強いられた第1弾が口コミで広がり、そこから第3弾まで制作できるような作品と成長したことへの感謝の思いを述べつつも、「ぜひパート4をやりたいんです!今回のパート3は、東映の大先輩である三田佳子さんや、小日向文世さんにも出演していただくこととなりまして。しかも主題歌には大尊敬するさだまさしさんに書いていただけるというところまで成長してきました。パート4はもっと成長させたいと思います。それには皆さんの力が必要なんです!」と会場に宣伝を呼びかけると、「それが成功するとパート4ができますので、皆さん本当によろしくお願いいたします!」とアピール。
会場は大きな拍手に包まれた。
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