俳優の永作博美が主演を務める、TBS系火曜ドラマ『時すでにおスシ!?』(毎週火曜 後10:00)が、4月7日にスタートする。このほど、プロデューサー陣が取材に応じ、作品誕生の背景やキャスティング意図、撮影現場の様子について語った。
子育てを終えた女性の“第2の人生”を描く異色の設定に込められた狙いが明かされた。

 本作は、夫を不慮の事故で亡くし息子中心の生活を送ってきた主人公・待山みなと(永作)が、自分の人生を見つめ直し、3ヶ月で鮨職人になれるという“鮨アカデミー”に飛び込む物語だ。講師・大江戸海弥を松山ケンイチが演じるほか、ファーストサマーウイカ、中沢元紀、山時聡真、杏花、平井まさあき、猫背椿、関根勤、有働由美子、佐野史郎らが共演する。

 松本友香編成プロデューサーは企画の出発点について、「火曜ドラマはかつて“きゅんきゅん”するラブストーリーの印象が強かったが、根底にある“明日を頑張る女性へのエール”という軸は変わっていない」と説明。その上で「子育てを卒業した女性にフォーカスした作品はこれまで多くなかった」とし、第二の人生や家族の在り方を描くことで、幅広い層の共感を目指したと語る。

 舞台に“鮨アカデミー”を選んだ理由については、インバウンド需要の高まりとともに注目される存在である点に着目。「本来長い修行が必要とされる寿司を3ヶ月で学ぶことには賛否があり、その構図が現代の働き方とも重なる」とし、価値観がぶつかる場としての面白さを見出したという。

 TBS火曜ドラマの歴史の中で“最年長主演”を務める永作については、「チャーミングさと包容力、親しみやすさを兼ね備えた存在」と評価。永作の起用を自然な流れで決めたと明かす。一方、松山については「職人としての説得力が重要」とし、ストイックな役作りへの信頼感が決め手になったと語った。過去に共演映画で経験がある2人が、今回は“教師と生徒”という立場が逆転した関係で再び向き合う点にも期待が寄せられている。

 現場の様子について益田千愛プロデューサーは「常にどこかで笑い声がある明るい雰囲気」と表現。
鮨のシーンでは長時間の撮影もあるが、松山を中心に和やかな空気が生まれているという。また、生徒役キャスト同士の交流も深まり、「まるで学校のようで、放課後のような時間が続いている」と語った。

 永作と松山の関係性についても「お互いに相談しながら作品を作っている印象」とし、自然体のやり取りが作品の魅力につながっていると明かす。

 最後に松本は「50代女性の物語ではあるが、自分には関係ないと思わずに見てほしい」と呼びかけ、「家族の中で会話が広がるような作品になれば」と期待を寄せた。益田も「今からでは遅いかもしれないと感じている人や、これからの未来に悩んでいる若い方の背中を押す作品」と強調し、世代を問わず共感を呼ぶ内容であるとした。春のスタートにふさわしい“人生応援ドラマ”として注目を集めそうだ。
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