プログレッシブロックの先駆者として知られるピンク・フロイドが、15年ぶりとなるメンバー公認の最新ベスト盤『極致~8-トラックス』をリリースすることが発表された。6月5日に全世界同時発売となる。


 今作は、2011年にリリースされた『百花繚乱』以来、15年ぶりとなるメンバー公認のベスト盤。1971年『おせっかい』収録「吹けよ風、呼べよ嵐」から、1979年『ザ・ウォール』の「コンフォタブリー・ナム」まで、プログレッシヴロックの頂点まで上り詰めた1971年から1979年までの8年間の名盤の数々から厳選された8曲を収録する。

 代表曲「マネー(Money)」「あなたがここにいてほしい(Wish You Were Here)」「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(Another Brick in the Wall, Part 2)」「タイム(Time)」「コンフォタブリー・ナム(Comfortably Numb)」に加え、初期の楽曲「吹けよ風、呼べよ嵐(One Of These Days)」や「ウォッツ(Wot’s… Uh The Deal)」、そして1977年に発売された『アニマルズ』の8トラック・カートリッジ盤でのみ聴くことができた「翼を持った豚(Pigs On The Wing)」のPart1とPart2がひとつになった完全版も収録されている。アルバム収録曲は、シームレスで8つの曲がひとつにつながっており、一気通貫でリスニング体験できるようスティーヴン・ウィルソンによって編集されている。なお、「翼を持った豚(Pigs On The Wing)」のレアバージョンのブリッジのリードギターは、当時ツアー参加したスノウィー・ホワイトが演奏している。

 日本盤は、限定紙ジャケット仕様CD(日本独自仕様)、通常盤ジュエルケース仕様CDを発売(日本独自仕様/海外はデジパック)。また、限定Blue Vinylを輸入盤国内仕様(日本独自帯付)で発売する。日本盤の邦題は、到達できる最も高い境地、物事の限界、これ以上ない極(きわみ)を意味する「極致」に決定した。

 カバーアートのデザインは、ケミカル・ブラザースとの長年のコラボレーションなどで音と一体化したアートワークをデザインすることで知られているケート・ギブ氏が担当。デジタル主流のデザインとは対極にある、手作業のシルクスクリーンで、かすれやズレ、インクのムラなどを生かした「アナログ×実験性」のスタイルで、音の“揺らぎ”を視覚的に表現している。

 ピンク・フロイドは昨年、『炎~あなたがここにいてほしい』(Wish You Were Here)の50周年記念盤が世界中でトップ10入りを果たした。同作が初めてチャート1位を獲得してから50年を経て、イギリス、ドイツ、イタリア、スイスでオリジナル発売以来となる1位を獲得。
その7ヶ月前には、映画『ピンク・フロイド・アット・ポンペイ』(Pink Floyd at Pompeii - MCMLXXII)が興行収入トップ10入りを果たし、同作のサウンドトラックは、2014年のラストアルバム『永遠(TOWA)』(The Endless River)以来となる、バンドにとって初の英国アルバムチャート1位を獲得した。
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