本作は、岸井ゆきのを主演に迎え、浅野忠信が共演。監督・脚本を『あのこは貴族』の岨手由貴子が手がける。川上にとって初の長編小説の映像化作品としても注目を集めている。
「ある視点」部門は、革新的で独自性の高い作品が選ばれるカンヌ映画祭の主要部門のひとつ。グランプリのほか、監督賞、男優賞、女優賞、審査員賞などが選出される場合がある。日本からは『海よりもまだ深く』(2016年、是枝裕和監督)、『散歩する侵略者』(2017年、黒沢清監督)、『PLAN 75』(2022年、早川千絵監督)、『ぼくのお日さま』(2024年、奥山大史監督)、『遠い山なみの光』(25年、石川慶監督)などが過去に選出されている。岨手監督と岸井にとっては、今回が初のカンヌ選出となる。
選出を受け、岨手監督は「この作品がカンヌという舞台で上映されることに大変興奮しております」とコメント。岸井も「ただただ映画が大好きな自分にとっては、このうえない人生のギフト」と喜びを語り、浅野は「早く皆さんに観てもらいたい」と期待を寄せた。
物語は、孤独を抱えながら生きる女性・冬子(岸井)と、彼女が出会う男性・三束(浅野)との関係を軸に展開。静かな日常の中で生まれる特別な時間と、言葉にできない感情を繊細に描き出す。
「第79回カンヌ国際映画祭」は、現地時間5月12日から23日まで開催。
■岨手由貴子監督のコメント
この作品がカンヌという舞台で上映されることに大変興奮しております。
私自身もまだ編集室のモニターや試写室の小さなスクリーンでしか観ていない映画です。
歴史ある映画祭の大きなスクリーンで、世界中から集まった方々と鑑賞できると思うと、今から武者震いが止まりません。
■岸井ゆきののコメント
『すべて真夜中の恋人たち』が、「ある視点」部門に選出されました。
主人公である冬子は、三束さんに出会い、この世で自分だけが彼を知っているような、他人には到底理解できない美しさを共有しているような、特別な時間を過ごします。
彼らがこれから出会う景色がどうか幸せであるようにと願っていましたが、思いがけずカンヌまで届きました。全力で手を取り合った日々を忘れることはできません。すべての関係者に心から感謝致します。
そしてただただ映画が大好きな自分にとっては、このうえない、人生のギフトです。どんな景色に出会えるのか、楽しみにしています。
■浅野忠信のコメント
我々の映画『すべて真夜中の恋人たち』がカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に選ばれとてもうれしいです。
三束という役はとても作りがいのある役でした。早く皆さんに観てもらいたいです。
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