会場にはエンターテインメントの世界に新たな一歩を踏み出す新入生たちが集結。
続けて、新たな教え子たちへ「誰かの可能性を最初から決めつけたりするようなことはしないし、憧れは憧れのまま終わらせないことを約束します。だから、ただなにかを待っているだけの時間にしないで欲しい。自ら質問して、考えて、動いて。悩んで、失敗して……。そして、立ち上がって欲しい」と、能動的にチャンスを掴み取る姿勢の重要性を訴えた。
式典には、数々の人気舞台を手掛ける演出家の伊勢直弘氏や、シアター情報誌『カンフェティ』吉田祥二編集長らも出席するほか、副学長の柳延人氏を通じて『子供夢大学』などの教育提携をする埼玉県八潮市・大山忍市長からの祝電も届いた。
今回の入学式で注目を集めたのは、すでに業界でキャリアを築きながらも、あえて「学び直し」を選択したプロの表現者たちの姿だ。
これまでゲーム『ドールズフロントライン』シリーズやアニメ『片田舎のおっさん、剣聖になる』などの公式コスプレイヤーやゲーム情報番組のMCとして活動してきた「すみれおじさん」こと紫花菫もその一人。
中国武術で全国大会出場を果たすなど卓越した身体能力を誇る彼女だが、同校のオープンキャンパスに参加した際、自らの演技経験の未熟さを痛感したという。
入学にあたり、紫花は「いまさら学び直すことに不安がないと言えば嘘になりますが、目の前の課題から逃げたくないという思いが勝りました」と思いを語った。
もともとコスプレや武術を始めたのは「キャラクターに命を吹き込める存在になりたかったから」という原点があった。
また、声優・緒方恵美が代表を務める事務所に所属する島倉凱隼も、役者としての経験値を深めるため、緒方と話し合い入学を決めた。アニメ『地縛少年花子くん2』や劇場版『ベルサイユのばら』など数多くの現場を経験してきたが、30代を見据えて「カッコつけて生きるのではなく、ダサくても愛される役者になりたい」と、若い才能と競い合いながら自らの価値を再定義する道を選んだ。
同学院では4月6日から本格的な授業が開始される。週4日間を2年間通う単位制で、生徒たちのキャリアは業界最前線の講師陣たちがサポートをおこなう。また、即戦力の人材がいれば直営舞台への出演を約束する。
さらに、学びながらオーディション情報や俳優・裏方仕事を提供し、授業料を自ら回収できる仕組みを整えるなど、エンタメ界で自立して働くための実践的な環境を提示している。
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