今作は、とある女性を死なせてしまったユメ(畑)と生きる意欲を失ったその女性の娘・未央(志田)が真実を知らないまま友情を育む物語。本来なら心を通わせるはずのない2人が罪と友情の狭間で揺れ動き、取り返しのつかない過ちに向き合う姿を描くヒューマンサスペンスドラマとなる。
はたして、塗り重ねられた嘘の上に芽生えた友情は、真実が抱える罪の重さに耐えられるのか…。共に芸歴20年以上の畑と志田が挑む。
キャラクター相関図では、ユメと未央を中心に、家族や知人などの関係が整理され、「死因を調べる」「加害者?」「友人?」など、謎めいたワードも散りばめられている。また、第1話PR動画も公開されている。
■イントロダクション
中田ユメ(畑芽育)は人生最大の過ちを犯してしまう。さかのぼること2ヶ月前…。自ら命を絶とうとする女性を助けたつもりだったが、その夜女性はビルから転落して亡くなる。死亡した女性のひとり娘・大迫未央(志田未来)は、母が自ら命を絶つわけがないと現実を受け入れられず、絶望の淵に立たされる。
あの日以来、最後の一押しをしてしまったのではないかと罪悪感に押しつぶされそうになるユメ、母の死で狂わされた運命に絶望する未央、そんな2人がある日偶然に出会ってしまう。そしてユメだけが気付いてしまう、未央が転落死した女性の娘であることに。しかし、苦しむ未央の姿を目の当たりにしたことで、改めて自らの過ちの大きさを突きつけられたユメは恐怖から真実を言い出せない。「あの日私が間違わなければ、あなたの母が死ぬことはなかったかもしれない」と。一方、同情でも敵意でもなくただ痛みを受け入れてくれるユメに、次第に心を開き親友とまで思っていく未央。2人の間に生まれた奇妙な友情はどんどん成長を続け…。
はたして、人は過ちをどこまで赦(ゆる)せるのか?大きな秘密を抱えたまま芽生えた友情は成立するのか…?取り返しのつかない過ちを犯した者と、その過ちにより苦しみの淵に立つ者と、出会ってはいけない2人が織りなす“償い”と“赦(ゆる)し”の物語。
■主要キャラクター
・中田ユメ(畑芽育)
引越センター勤務。“とにかく間違えてしまう”女。人を怒らせる天才で、普段は何事もクールにこなせるが、ここぞというときに弱い。一方で、自分のことよりも他人の幸せを思う優しさも持ち合わせている。落ち込むことはあっても「いつかいいことがある」と思って生きてきたが、人生最悪の間違いを犯してしまい、罪の意識に押しつぶされそうになる。そんな中、未央との友情で葛藤し…。
・大迫未央
会社員。“間違えないように生きる”女。周囲からは「明るい」「優しい」と言われるが、それは長年かけて作り上げた“外側”の自分に過ぎず、実際は限界ギリギリのストレスの中で生きている。いつも何かにイラついている内心を笑顔で装いながら「いい人」として過ごしているせいで、都合のいい人扱いされている。自分と正反対のユメに嫌悪感を覚えるが、なぜか本音を話せる存在になっていき…。
・佐久間健司(藤井流星)
引越センター勤務。ユメの先輩で恋人。社内では2人が付き合っていることは秘密にしている。全方位に優しく、日頃からユメの失敗体質をサポート。美郷が転落死した日はユメと行動を共にしており、第一通報者でもある。だが、その後に佐久間が取った行動は、ユメを守るように見えて実は…。かつて2周回って結局は何も考えない人、と言われたことがある。今回もまた過ちを犯したのだろうか…。次第に逃れられない現実に直面していく…。
・中田太郎(坂元愛登)
ユメの弟。高校生。ユメと同じくある時期から母親から愛情を注がれることなく育つ。ユメの意思決定に大きく関わる存在で、1年前、ユメによって実家から救出されており、現在はユメと同居中。実質的に養ってくれているユメには感謝しているが、心の奥底には別の感情も…。それが、やがては2人の衝突の火種になっていく。近藤さくらとは同級生。さくらに好意を抱いている。
・近藤さくら(北里琉)
未央の母の転落現場に居合わせたことで、重体となっている男性の一人娘。意識の戻らない父と憔悴状態の母を抱え、何の非もない自分の人生まで詰みかけていることに憤りを感じ、元凶である未央の母、そして未央にも理不尽なまでの恨みを抱く。言動は日頃から反抗的。言いにくいこともズバズバと口にし、大人たちを翻弄する。自分の母親にも冷たい態度を取るが、その理由は…。太郎の同級生。
・近藤宏(原田龍二)
さくらの父。未央の母の転落現場に偶然にも居合わせ、意識不明の重体に陥っている。なぜ、その日、その場所に宏はいたのか? そして、現場で宏が見たものとは…?未央の母に訪れた死の真相を握るキーマンだが、容体は深刻で、たとえ意識が回復しても、元の状態に戻るのは難しいと診断されている。
・近藤紗枝(菊川怜)
さくらの母。夫の宏を襲った不運を嘆き、日夜、泣き暮らしている。宏を看病する姿は甲斐甲斐しく、献身的な妻そのものだが…。未央に対してはそれなりに大人な対応を取り、感情的になることは少ないものの、損害賠償の請求手続きを着々と進め未央を追い詰めていく。実は、宏が未央の母の転落現場にいた理由に、心当たりがある。
・大迫美郷(榊原郁恵)
未央の母。2ヶ月前に転落死。生前の美郷に対する人物評は、明るく元気な楽しい地元の美容師さん。自ら命を絶とうとするなど、娘の未央ですらいまだに信じられない。最近、長年営んできた美容院を閉店。近所のたまり場みたいなもので、そもそも経営は成り立っていなかったから、とは言うものの、そこには娘の未央も知らない母の本心があって…。
・遠藤孝彦(岡田義徳)
美郷の転落死を担当する刑事。刑事としてのプライドが高く、間違えることを恐れている。過去の経験から、自分のことを責める未央の気持ちが痛いほどわかってしまう。人が感情で過ちを犯すことを嫌い、自分が間違ったときは、自分で尻拭いをすべきとの考えを持っているが、そこに固執するあまり、刑事としての一線を超えていく…。
・中田千尋(栗山千明)
塾経営。ユメの母。親子仲は最悪。現在は、再婚相手とその間にできた娘との暮らしを重んじ、地元で有名な学習塾の社長として成功を収めている。過ちを犯した時の対処法は、金で解決するか、無視して逃げ切るかの二択。そんな信条も、元夫(ユメの実の父親)との別れ方に原因が…。かつての千尋には別の顔があったのだが、今や以前の家族など存在しなかったもののように生きている。
■スタッフ
脚本:弥重早希子
音楽:jizue
主題歌:UNFAIR RULE「きずなごと」
演出:山本大輔、的場政行

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