マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション

マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション


 1971年にアストリッド・リンドグレーン原作の「長くつ下のピッピ」の映像化に向けて、高畑氏は宮崎氏と小田部氏を誘ってAプロに移籍するも、原作者の許諾が取れずにアニメーション化はお蔵入りに……。


マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション


 でもその頃は、他にもアニメーション化の企画をたくさん練っていた宮崎・高畑の両氏は、小人達が家の天井裏に住みついて少年少女との交流を描くという「頭の上のチッカとボッカ(仮題)」というオリジナル作品を企画します。


 この時に高畑氏の頭の中には、東映動画時代にストックしていたノートンの作品があったそうです。


マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション

マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション


 しかしこの作品、宮崎駿(原案)高畑勲(演出)で絵コンテまで進むも、当時はまだ無名に近い宮崎氏の起用に毎日放送が難色を示したことにより頓挫。


 企画は藤子・F・不二雄に託されることになり、形を変えて1973年に「ジャングル黒べえ」という作品として世に出ることになります。


 そう、若き日に「床下の小人たち」から着想を得て宮崎氏と高畑氏の考えた企画というのは、一度手を離れて全く別のものへと変化してしまったのですね。


 それをもう一度形にするべく、時代を見据え、世に送り出したのがこの「借りぐらしのアリエッティ」というわけです。


 今回はアリエッティのルーツを辿ってみましたがいかがだったでしょうか。


 2010年に宮崎監督は「宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展」というのを開催しており、「床下の小人たち」はもちろんのこと、「ハイジ」「ゲド戦記」「海底ニ万里」「思い出のマーニー」なども推薦本としてあげています。


マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション


 こちらがその50冊分の推薦文が書いてあるミニ本「岩波少年文庫の50冊」なのですが、ミニ本というのは全部で13冊ありまして、これまた一冊一冊入手方法が違い、~の展示会に行くと貰えるとか、CDやDVDの封入特典だったりとか、ミニ本集めに奔走したのは良い思い出。


マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション


 さらに、日清製粉の株主しか手に入らないミニ本の存在を知ったときには、非売品ジブリグッズ収集家魂に火がつきました(笑)


(非売品ジブリグッズ収集家・くろすけ/@kurosuke4313)

この記事の画像

「マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション」の画像1 「マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション」の画像2 「マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション」の画像3 「マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション」の画像4
「マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション」の画像5 「マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション」の画像6 「マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション」の画像7 「マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション」の画像8
「マニア魂に火がついた「借りぐらしのアリエッティ」ミニ本コレクション」の画像9
編集部おすすめ

当時の記事を読む

おたくま経済新聞の記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

もっと読む

「借りぐらしのアリエッティ」に関する記事

「借りぐらしのアリエッティ」に関する記事をもっと見る

マンガ・アニメニュースランキング

マンガ・アニメランキングをもっと見る
お買いものリンク