子どもの頃に夢中で遊んだゲームのパッケージ。棚に並んでいるだけで誇らしく、ディスクを取り出すときのワクワク感まで覚えている人も多いのではないでしょうか。
そんな“あの頃”の記憶を呼び覚ますカプセルトイが、8月第4週より登場しました。その名も「ゲームパッケージミニチュアチャーム(Playstation)」です。
■ 名作ぞろいのラインナップ シークレットは伝説のタイトル?
ラインナップはPSソフトとして「みんなのGOLF」「サルゲッチュ」「どこでもいっしょ」「XI[sai]」、PS2ソフトとして「みんなのGOLF3」「サルゲッチュ2」「トロと休日」「ICO」、そしてシークレットの全9種。

シークレットには“伝説のタイトル”が収録されるとのこと。
■ コレクター心をくすぐる完成度の高さ
何を隠そう、筆者はPS・PS2ど真ん中世代。ラインナップを見た瞬間「これは回さねば!」と衝動に駆られ、さっそく4回まわしました。

結果として入手できたのはPS「どこでもいっしょ」「XI[sai]」、PS2「みんなのGOLF3」「サルゲッチュ2」。残念ながらシークレットは引けませんでしたが、それを差し引いても大満足の結果です。
■ 表紙から裏面まで“あの頃”を完全再現
手にしてまず驚いたのは、その精巧さ。

大きさはPSが縦約3cm・横3.5cm、PS2が縦約4.6cm・横3.5cmと、手のひらにすっぽり収まるコンパクトさながら、パッケージの表紙から裏表紙、さらには背表紙に至るまで、当時のデザインを完全再現しています。

印刷も非常に鮮明で、パッケージに記載された文字まできちんと読めるレベル。



本体はプラスチック製で、手触りもまさに“あの頃のゲームソフト”そのものです。
■ ディスクやメモリーカード収納スペースもリアルに再現
中を開くと、そこには説明書の表紙(シール)とディスクが収納されていて、その再現度にまたまたびっくり。


さらにPS2のパッケージには、実物と同じようにメモリーカード収納スペースまで再現されているではありませんか。
見れば見るほど本物そっくりで、思わずにやりとしてしまいます。
■ 黒いCD、白いDVDまで再現した芸の細かさ
ディスクの直径は約2.8cm。500円玉より少し大きい程度で、なんと取り外し可能というニクい演出も。これだけでも十分なのですが、さらに驚かされたのがディスクの裏面部分の仕様です。


なんとPSが黒いCD-ROM、PS2が白いDVD-ROMとなっていて、しっかりと色分けされているではありませんか。

PS2発売当時はちょうどDVDが普及し始めたころで、ゲームの規格にも採用されたばかりでした。この芸の細かさには思わず感動……!
■ 300円でこのクオリティ 懐かしさに浸れる逸品
商品の価格は1回300円。これだけの作り込みでこの値段は、正直安すぎるのではと感じるほどです。
パッケージを手にした瞬間、放課後に友達の家でゴルフの腕を競った記憶や、時間を忘れてトロとの会話に夢中になった思い出が鮮やかによみがえりました。
今回は全9種というラインナップでしたが、まだまだ「欲しいタイトル」は数え切れません。第二弾、第三弾と続くことを切に願っています。強いて言えば「ポポロクロイス物語」をぜひ。
懐かしいゲーム体験を持ち歩けるこのカプセルトイ、PS世代にはぜひ一度手に取ってもらいたい逸品です。

(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025082704.html