秋の訪れを告げるグルメといえば「月見」。回転寿司チェーンのくら寿司では、9月5日から期間・数量限定で「月見シリーズ」が登場しました。
ラインアップは「月見ハンバーグ」「【無添】くら月見バーガー」「月見ケーキ」の3品。当日開店直後のくら寿司に行ってきたので、実際に食べてみた様子をレポートします。
■ お月見をイメージさせるチーズソースが鮮やかな「月見ハンバーグ」
まずは「月見ハンバーグ」(230円)。国産黒毛和牛を使用したハンバーグに、玉ねぎや卵を加えてふんわりと仕上げ、和風てりやきソースと濃厚チーズソースを合わせた一品です。

月をイメージさせるチーズソースが鮮やかですが、レギュラーメニューのハンバーグとは果たしてどのような違いがあるのでしょうか。見た目だけで言えば、通常のハンバーグは1シャリ1バーグですが、月見ハンバーグは2シャリ1バーグです。

早速食べてみると、チーズソースの風味は思ったよりも控えめ。通常のハンバーグはマヨネーズと合わせて両方の味がしっかり楽しめますが、どちらかというと照り焼きソースの甘辛さがしっかり主張します。チーズソースがハンバーグの美味しさをより一層引き立てる、という表現が適切かもしれません。

もちろんハンバーグは旨みたっぷりの肉汁が感じられるほどジューシー。普段から「ハンバーグ寿司」を好むお子さんはもちろんのこと、「ハンバーグって子ども向けじゃない?」と感じている大人にもおすすめです。
■ 寿司屋のバーガーながら本格派「【無添】くら月見バーガー」
続いては「【無添】くら月見バーガー」(450円)。ふわふわのバンズで、旨味たっぷりのハンバーグと香ばしく揚げたベーコン、さらに黄身ソースがとろっと溢れるオムレツをサンド。ソースはタルタルとケチャップを組み合わせた特製のオーロラソースが使われているとのこと。

レーンに乗って到着したのは、包み紙に包まれた状態のバーガー。パッケージにもやたらと気合いが感じられます。封を開けてみると、オムレツ、ベーコン、ハンバーグの三層が確認でき、見た目から早速おいしそう。

そのままかぶりつくと、オムレツの中からトロトロの卵黄があふれ出し、まさに“月見”らしい演出。ハンバーグは厚みがあり肉の旨味を感じられ、ベーコンの歯ごたえがアクセントになっていました。

唯一、ベーコンに少しスジがあり、噛みにくかった点は惜しいところですが、特製ソースが全体をまろやかにまとめ、具材それぞれが引き立つ一体感ある味わいでした。一見ネタっぽい寿司屋さんのハンバーガー……なかなか侮れません。
■ 見た目のかわいさだけじゃない「月見ケーキ」
最後はデザートメニューの「月見ケーキ」(430円)。ミルクムースを黄色いグラサージュで覆い、月のような輝きを表現。さらに底にはザクザクとした食感のクランブル、トップにはうさぎ型のホワイトチョコが添えられており、お月見気分を盛り上げてくれます。


スプーンを入れると、ムースがぎっしりと詰まった断面が現れ、美しさに思わず目を奪われた筆者。外見の美しさだけでなく、中身にもこだわった本格派であるようです。

口に運ぶと、優しい甘さのムースと、サクサクながらしっとり感もあるクランブルが絶妙なバランスで、うさぎのホワイトチョコのパリッとした食感もアクセントに。

■ ラインナップ豊富なくら寿司の月見シリーズ
今年もさまざまな飲食チェーンから「月見」メニューが登場していますが、くら寿司の月見シリーズは寿司からバーガー、そしてケーキまで揃ったユニークなラインアップが魅力。特に「月見ケーキ」や「月見ハンバーグ寿司」は目新しさがあり、親子で楽しめる点が印象的でした。
なお、筆者の住む地域(鹿児島)の本日の最高気温は33度。お月見シーズンにはまだ早いかもしれませんが、期間・数量限定の商品なので、気になる方は早めにくら寿司でチェックしてみてください。

(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025090603.html