日本全国でおよそ5万7,000店舗あるコンビニエンスストア。食料品や日用品が揃っているだけでなく、公共料金の支払いや宅配便の送付や受け取り、近年では住民票や戸籍謄本の受け取りなどもできるようになり、現代人の日常生活に欠かせない存在となっている。

そこで今回はコンビニ大手3社のなかから「ローソン」に注目した、「ローソンが多い都道府県ランキング」を紹介する。地域ごとに店舗数が多いコンビニチェーンはばらつきがあるが、果たしてローソンが多いのはどこの都道府県だろうか。

第2位は日本有数の“ローソン王国”と言われるあの県

ネットリサーチ型メディアサイト「ねとらぼ」がローソン公式サイトの公表を元に、人口10万人あたりのローソンの店舗数が多い都道府県をランキング化し、発表した。ここではそのランキングを一部抜粋して紹介する。

ランキング第5位は「秋田県」。人口10万人あたり19.0店のローソンが営業しているそうだ。第4位は「高知県」で人口10万人あたり、20.1店。
続いて第3位は21.1店の「島根県」がランクイン。島根県にはローソンが142店舗あるそうだ。また、地元・島根県立大学と連携、学生らと共同開発した地元食材を使った限定商品を販売するなど、地域に密着した取り組みを行なっている。

次いで第2位は「青森県」。県内には278店舗あり、東北6県のなかでは最も店舗数が多く、人口10万人あたりでは22.4店舗となる。

実は青森県にセブン-イレブンが出店したのは2015年のこと。現在はセブン-イレブンも増え勢力図も変化してきているが、それでもローソンはセブン-イレブンの倍以上の店舗数があり、“ローソン王国”と言えるだろう。

そして、第1位の人口10万人あたりのローソンの店舗数が日本で最も多い県は、「鳥取県」であることが分かった。店舗数は136店舗だが、人口10万人あたりでは24.6店舗になる。鳥取県にはローソンが2012年に設立した「農業生産法人ローソンファーム鳥取」があり、そこで栽培された大根がおでん用に加工され全国の店舗に出荷されているそうだ。

ちなみに6位から10位までは上から順に、「徳島県」、「富山県」、「大分県」、「山梨県」、「沖縄県」と続く。また、逆に人口10万人あたりで最も少ない都道府県は、「静岡県」と「三重県」で7.7店舗という結果だった。この2件にお住まいの読者は「ローソン?そういえば近所で見かけないな」と思いながらこの記事を読んでいたかもしれない。

以上、ローソンの店舗数が多い都道府県ランキングを紹介したが、いかがだっただろうか。上位の県の出身や在住している人にとっては、「確かにローソン多い!」と思う結果だったのではないだろうか。ライバルのセブンイレブンが比較的少ない、関西や中国、北東北などの地域で多く出店しているようだ。

1939年にアメリカはオハイオ州でJ.J.ローソンという人物が開いたミルクショップが発祥であるローソン。

その後、アメリカの大手コンビニチェーンに成長したローソンが、日本に初めて誕生したのは、1975年のこと。第1号店は大阪府豊中市の「桜塚店」。以来全国各地に出店を続け、2021年4月時点の国内総店舗数は14,585店。健康や美容に配慮した商品が豊富で、大ヒットしたオリジナル商品も数多い。今後もセブンイレブンやファミリーマートと熾烈な勢力争いを繰り広げながらも、魅力的な商品やサービスを全国で提供し続けていってほしいものだ。

出典元:「ローソン」人口10万人あたりの店舗数が多い都道府県ランキング! 第1位は鳥取県!【2021年最新調査】【ねとらぼ調査隊

※サムネイル画像(Image:yu_photo / Shutterstock.com)

By OTONA LIFE
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