もったいない、という気持ちは、整理がつかない身の回りの状況にもつながっていく。何もかもをため込んでしまうクセを「捨てる脳」ですっきりさせる、『捨てる脳―気持ちも頭もスッキリする!―』(加藤俊徳著、自由国民社)が発売された。

 ひと言で「捨てられない」といっても、やる気が出ない、もったいなくてたまってしまう、家族が散らかしてしまうなど、理由はさまざま。捨てたい、片づけたいは、多くの人を悩ます永遠のテーマだ。

 そこで、片づけで必要不可欠な「捨てる」という行為に着目し、脳科学の視点から「捨てられるようになる」ヒントと簡単なトレーニング法をまとめたのがこの本。脳はそもそも集めるようにできているのだそうで、うまく集めて大事なものは残し、うまく捨てることが肝要。自分の「脳のクセ」を理解し、苦手な部分を鍛えることで捨てられない人が一歩踏み出すことを後押ししてくれる。税別1400円。