資源循環の取り組みを進めている讃岐うどん専門店「丸亀製麺」(トリドールホールディングス・東京)はこのほど、使用済み割り箸のアップサイクルに取り組む循環型製造企業「ChopValue Manufacturing Japan」 (東京、以下ChopValue)と協働し、3月から川崎市の5店舗でアップサイクルのための割り箸の回収を始めた。
割り箸は木製のため再生可能資源ではあるが、ワンウェイでの廃棄物を削減するため、使用済み割り箸のアップサイクルの取り組みをスタートした。
ChopValueは、2016年にバンクーバーで創業。使用済みの割り箸を、高品質で持続可能な家具やインテリア製品など、レストラン・企業オフィス・ホテルなどのビジネス向け用品に作り替えている。アップサイクルに伴う大型の工場を設けず、現在、世界9カ国に80のマイクロファクトリー(小規模・分散型の工場)を展開し、グローバル規模での地消地産を実現。日本では、2024年9月に川崎市に新たな工場を設立し、カナダで先行取引実績があった丸亀製麺で、今年3月に川崎市内の店舗で同様の割り箸回収をスタートした経緯がある。